政界の派閥争いから生まれたヤバイ隠語「ニッカ、サントリー、オールドパー」とは? (2/3ページ)
左から池田勇人、佐藤栄作、藤山愛一郎(Wikipediaより)
池田は一回目の投票で過半数を獲得しようとし、一方の佐藤は藤山派と二・三位連合を結び決選投票に持ち込もうと画策します。そして、両陣営による多数派工作のために多くの「実弾」が飛び交いました。
実弾というのは要するにお金です。つまり、議員たちの買収合戦とでも呼ぶべきものが行われたのです。
そして、所属している派閥の意向に従っていれば「生一本」、2つの派閥から金をもらえば「ニッカ」、3つからだと「サントリー」、そして、全ての派閥から金をもらいつつ結局誰に投票したか不明な場合は「オールドパー」などの隠語が登場し揶揄されたのでした。
結果的には党人派の支持を得た池田が勝ちます。
が、彼はその後体調を崩して入院し内閣総辞職を表明。再度の総裁選は避けようということで、話し合いにより佐藤栄作が新たに内閣総理大臣となりました。
金権政治のその後その後、1970年代になると角福戦争と呼ばれる激しい党内対立が生じます。
そして1974(昭和49)年の参院選では買収などで大量の選挙違反逮捕者を出したため「金権選挙」と批判され、さしもの自民党も野党に七議席差まで詰め寄られました。