女遊びや博打で破産した家臣たちを、戦国大名・藤堂高虎はどう処罰した? (2/3ページ)
「彼らの処分をどうされますか?」
全員同じにするか、あるいは一人ひとり個別に決めるか……考えた末、高虎は決めました。
「遊郭通いの者についてはただちに追放。博打で破産した者については、減封の上で閉門百日間とせよ」
閉門とは居館の正門を閉鎖(見せしめに)する刑罰ですが、夜間などに勝手口からこっそり出入りすることは黙認されたようです。
「御意」
果たして処分は実行に移されましたが、博打より女遊びの方が重罪とする判断に疑問をもつ家臣もいました。
「破産したのは同じなのに、なぜ博打の方が軽い処罰なのでしょうか?」
これに対して、高虎の答えて曰く
「女にうつつを抜かす腑抜けなど役には立たぬが、博打に挑む者は相手に勝とうとする気概がある」
とのこと。この判断に家臣たちはさすが我らが大将よと褒めたたえたそうです。
終わりに以上、『名将言行録』『武家盛衰記』などが伝える藤堂高虎のエピソードを紹介しました。