全国旅行支援も再開!日本一駅弁女子も厳!47都道府県「名物に舌鼓!」最新激うま駅弁No.1決定戦【画像】ニッポン東西の名物を堪能!駅弁リスト

日刊大衆

モデル・夏来
モデル・夏来

 本誌が昨年9月に掲載した「秋の激うま駅弁 No.1決定戦」。その反響は大きく、各地域には他にもおいしい駅弁があるとの声が寄せられた。

 そこで今回、本誌編集部が有識者を集めて結成した「日本大衆メシ審議委員会(JTMC)」が、全国の駅弁を再調査し、最新の逸品をリストアップ(最終ページからの表を参照)。本文では、上位十傑を紹介したい。

■イベントも開催

 1月10日、政府の観光推進策「全国旅行支援」が再開された。これを機に旅に出て、未知の駅弁に舌鼓を打つ人が増えそうだ。

 また、手軽に各地の駅弁を楽しめるイベントも開催。

「京王百貨店の新宿店(東京都)で開催の『第58回元祖有名駅弁と全国うまいもの大会(駅弁大会)』には、44都道府県から、約300種類もの駅弁が出品されました」(旅行雑誌記者)

 今回のランキングでは、この駅弁大会に出品されている銘柄も多い。

■新幹線の利用時にぜひ

 では、ランキングの発表に移ろう。まずは第10位の『崎陽軒 シウマイ弁当』(神奈川県)から。

「関東を代表する名物駅弁で、ホタテの貝柱が入った、まろやかな味わいのシウマイが人気です。また、3月18日には、『相鉄・東急新横浜線』が開業予定です。池袋や渋谷から新横浜駅へのアクセスが良くなるので、東海道新幹線の利用時に、ぜひ」(前同)

 続く第9位の『ながさき鯨カツ弁当』(長崎県)は、昨年9月23日に開業した、西九州新幹線の終着・長崎駅で買える、旬の駅弁だ。『駅弁女子 日本全国旅して食べて』(淡交社)の著者で、イラストレーターのなかだえり氏は、こう言う。

「長崎県は、クジラの個人消費量が日本一。この駅弁は、そんな現地の老舗『鯨専門店くらさき』が手がけたものです。一流の腕で調理されたクジラのカツや竜田揚げなどが入っており、クジラ肉のうま味を存分に味わえます」

■伝統料理をアレンジ!

 伝統の味という点では、第8位『松山名物 醤油めし』(愛媛県)も負けていない。以下は、愛媛県在住の本誌読者からの情報だ。

〈愛媛県の中予地方の伝統料理“しょうゆめし”をアレンジして、誕生した駅弁です。濃口しょうゆで炊いたごはんに、鶏肉や油揚げ、ゴボウなどの具が加わり、風味豊かに仕上がっています。1960年の販売開始から、現在まで人気が続く、大ロングセラーです〉

■鉄道旅行で注目エリアのお供に

 四国の次は、山陰の名物駅弁が登場。第7位は『島根牛みそ玉丼』(島根県)だ。

 これまで5000個以上の駅弁を食べ歩いてきた駅弁ライターの望月崇史氏は、こう言う。

「“島根牛”の肉を、奥出雲の自然醸造みそと地酒などで煮込んでいます。そこに、トッピングされた半熟卵のトロリとした黄身が絡むと、垂涎ものです。山陰の冬の味覚と言えば“松葉カニ”ですが、地元の人の手が加わっているという点では、この駅弁に軍配が上がりますね」

 島根県は、鉄道旅行で注目のエリアでもある。

「国内唯一の定期寝台特急『サンライズ出雲』の発着地で、夜行列車の旅を楽しむことができます。県内の路線には、絶景の日本海や、夕日が美しい宍道湖など、見どころも多い。そんな旅のお供に、『牛みそ玉丼』はピッタリですね」(前同)

■新鮮なタイを香り豊かに

 第6位は『沼津 香りまだい寿司』(静岡県)がランクイン。

「沼津市の内浦湾で育った新鮮なタイを、静岡県産のダイダイ(柑橘)を使った伝統酢による“昆布締め”と、香ばしい“あぶり”の2種類で味わえます。その名の通り、どちらも香りが豊かです」(同)

 また、全国の駅弁でも珍しい点があるという。

「薬味として、伊豆・天城名産の生ワサビが入っていて、それを付属のおろし器ですりおろします。旅行中の列車内で、ワサビの香りがフワッと広がるときの非日常感も、旅の思い出になりますよ」(同)

■平成を代表する大ヒット駅弁

 第5位は『源 ぶりかまめし』(富山県)。望月氏が「平成を代表する大ヒット駅弁」と言う逸品だ。

「鳴門産ワカメと、ワサビ風味の酢飯の上に、肉厚で巨大なブリかまのうま煮が、ドカンとのっています。酢飯のさわやかな香りと、ブリの濃厚なコクが合わさって、唯一無二の味です」(同)

 さて、駅弁は舌だけでなく、目でも楽しむもの。その代表選手が、第4位の『ひっぱりだこ飯』(兵庫県)だ。前出のなかだ氏が言う。

「明石の名産品であるタコにちなんで、タコ壺を模した、オリジナル容器に入っています。これが話題を呼び、累計生産数は1000万個を突破したそうです。中身も豪華で、タコの足をまるごと一本使った煮物が絶品。プリッとした食感と、口いっぱいに広がるタコの風味が楽しめます」

■サケが主役の駅弁は特製容器で大人気!

 第3位は『平泉鮭めし丼ぶり』(岩手県)に決定。実はこちら、前述した京王百貨店の駅弁大会では、特製容器で販売されている。

「一ノ関駅では、“曲げわっぱ”の弁当箱に茶飯や塩サケの切り身、玉子が詰められた、王道ともいえる駅弁として販売されています。ただ、今回は駅弁大会のロゴが入った“記念丼”に詰められており、会場で大好評です」(望月氏)

 第2位は『有田焼カレー弁当』(佐賀県)。こちらも、入れ物が人気を集めている。

「その名の通り、特製の“有田焼”に入っており、器のシンプルなデザインは、ふだん使いにする人も多く、旅の思い出と共に楽しめます」(なかだ氏)

 また、中身のカレーも絶品だ。過去には、JR九州企画『駅弁ランキング』で、第1位に輝いている。

「28種類のスパイスを使ったルーは味わい深く、そこに、こんがりと焼かれたチーズのコクが加わることで、本格的な欧風カレーを思わせます。カレー自体、駅弁で扱われることが珍しいこともあり、今では、九州を代表する名物駅弁になりました」(前同)

■堂々の第1位は豪華絢爛な海鮮ちらし寿司

 そして、大激戦を制し、堂々の第1位に輝いたのは、『おたる海の輝き』(北海道)だ。

 なかだ氏と望月氏が、ともに太鼓判を押した、この冬、最注目の駅弁である。

「カニやウニなどの北海道の海の幸に、3日間にわたって煮込んだシイタケや、シシャモの卵“ししゃもっ子”などが入った、豪華絢爛な海鮮ちらし寿司です。特に、小樽運河を彩る“浮き球キャンドル”をイメージして一面にちりばめられたイクラが華やかで、まさに輝くような見栄えになっています」(同)

 この駅弁は、京王百貨店の駅弁大会にも出品中だ。

「販売駅であるJR小樽駅は、新千歳空港から快速電車でも1時間以上かかり、道外から現地を訪れて購入するのは大変です。駅弁フェアなどの催事で出合えたら、大チャンスですよ」(望月氏)

 旅先で味わうも良し、自宅で楽しむも良し。自分好みの駅弁を、ぜひ探してほしい。

【画像】ニッポン東西の名物を堪能!最新激うま駅弁リスト

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