W杯でも話題?「日本人はなぜ歯並びを直さない」 海外では育ちの良さを表す指標、就職で不利になることも (2/3ページ)

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しかしある程度歯並びがいいことは、自己管理ができているとみてもらうという点で重要である。またドイツでは18歳まで歯科矯正に保険が適用されるため、大人になって歯並びが悪いと、幼い頃に親からあまり良くない教育を受けていたと思われてしまう。

 お隣フランスは少し異なり、日本で八重歯がかわいいと言われることがあるように、歯と歯の間から幸せが入ってくるという意味で、すきっ歯が幸運の歯と言われている。現在も言われていて、すきっ歯の俳優やモデルもいるが、就職や社会的地位を保つためにある程度歯並びがいいことはやはり重要だ。フランスでは16歳までは歯科矯正に保険が適用される。

 歯並びが重要とされているのは欧米だけではなく、最近では東南アジアでも歯並びへの意識が高くなっている。フィリピンでは歯並びがある程度いいと、就職で有利に働く。海外進出をめざす企業も多いため、その点で歯並びを見られることもある。タイでは就職というより、タイ人にとっては高い費用のかかる歯の矯正自体がステータスとなっているため、ワイヤーを使った矯正ではワイヤーの色を赤や青にしてわざと矯正していることを見せつけているそうだ。

 なお、程度にもよるが歯科矯正にかかる価格は日本で100万円程度。アメリカでは7000ドル程度(約90万円)、ドイツやフランスは保険適用外で7000ユーロ(約98万円)ほど。東南アジアでは少々安くフィリピンは10万ペソ(約23万円)、タイは10万バーツ(約40万円)だそうだ。各国、近年は安く矯正できる会社も出てきている。

 日本でも歯科矯正をする人は増えてきてはいるものの、世界に比べるとまだまだ意識は低い。実は日本の歯並びの意識の低さが露呈した意外な場面がある。

 それは昨年行われたサッカーW杯。日本がドイツやスペインを下し世界が日本チームに注目し、テレビやネットメディアに日本のサポーターが映る場面も多かった。その際、笑顔の日本人や歓声を上げる日本人の姿が映し出されたが、海外のSNSでは「こんなに品のある見た目の人がなぜ歯並びを直さないんだ」「日本人はお金持ちなのになぜ矯正をしない人が多い」「日本人の歯並びが気になって試合が頭に入らない」といった声が上がり、日本人の歯並びの悪さが気になる人も多かったようだ。

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