W杯でも話題?「日本人はなぜ歯並びを直さない」 海外では育ちの良さを表す指標、就職で不利になることも (1/3ページ)

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 ここ最近、日本でも特に”歯並び”を気にする人が増えている。『日本歯科新聞』や2022年8月にビジネス系の情報を発信するサイト『AMP』で公開された記事よると、歯科矯正の初診患者数は2017年が1日あたり800人だったところ、2020年は2900人となり、患者数が3.6倍となったそうだ。実際、YouTubeを見ても矯正の経過を紹介する動画が増えており、動画で子どもが歯科矯正をし始めたことを報告する親も増えている。

 数年で日本でも歯並びに関する意識は高くなっている。しかし海外では日本よりさらに歯並びが重要とされているようだ。

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 例えばアメリカでは、就職をする際、歯並びがいいことは言うまでもなく重要な条件だそうだ。在米日本人は、日本人が歯並びに対してまだまだ意識が低いことを指摘し「アメリカではどんなに能力があっても歯並びが悪ければ就職は無理。それくらい大事」と話す。また簡単なアルバイトの面接でも「歯並びを見られるケースは多い」と言う。別の在米日本人は「歯並びを直しただけで就職試験に受かりやすくなった」とも伝えていた。

 アメリカでは数年前まで、歯並びがいいことは育ちがいいことを意味していた。だが今は育ちがいいというより、歯並びの良さはほぼ常識となっているため、歯並びが悪いと貧乏で悪い教育を受けていた、恥ずかしいといったかなりマイナスのイメージを持たれるそうだ。さらにアメリカでいう歯並びの良さとは、歯がある程度そろって並ぶことは当然。歯を削りストレートにするほどだという。ホワイトニングも重要である。在米日本人からすると「アメリカ人が言う一般的な『歯並びがいい』は、日本だったら歯のCMモデルになれるほど」だと言い、高いレベルで歯並びの良さが求められている。

 ドイツも同様に歯並びは重要とされているが、アメリカのように見た目というよりかみ合わせに対する意識の面で重要視されている。そのため八重歯や明らかにガタガタした歯がなければそこまで悪い印象は受けず、アメリカほど歯並びが就職に影響しない。

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