「早苗饗」ってどう読むか分かる?失われつつある日本農業の伝統文化について (2/3ページ)

Japaaan

では、早苗饗ではどんなことが行われていたのでしょうか?

失われゆく文化

行事の内容は地方によってまちまちですが、まず、田の神に田植えが終了したことを感謝し、農作を願って山へ送り出します。その後、田植えの従事者たちで無事に田植えが終わったことをお祝いするという流れが一般的です。

このお祝いで振る舞われるご馳走は、小豆飯、五目飯、炊き込み御飯、寿司、ぼた餅などさまざまです。

ぼた餅

昔は苗代作りから田植えが終わるまでの期間、農家は多忙を極めていました。田植えは一定の期間に行う必要がある上に、当時は裏作として麦を作ることが多く、田植えの途中で麦刈りや脱穀の作業も入っていたのです。

また、田んぼに馬鈴薯や玉葱を作ることもあり、その収穫後にすき起こしや畦塗りなど田植えの準備を行いました。

そして休む間もなく田植えが行われます。今でこそ大型機械で一気に作業ができますが(そのかわり現代は少数の農家が広大な田んぼで大規模に作業することも多く、時間を食うのですが)、昔はほぼ全てが人海戦術でした。

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