タイ国内初、1億4千万年前の小型肉食恐竜の足跡化石を発見 (1/2ページ)
タイのカラシン県ナークー郡にあるプーフェーク森林公園は、恐竜の足跡が複数発見されたことで有名な場所だ。この足跡化石は今も森林公園内に残されており、発見された大型肉食恐竜の足跡7つのうちの4つは公園を訪れた人ならば誰でも見ることができる。
これらの足跡は1996年、森林公園をピクニック中の親子が岩の上に残されていたものを偶然目にしたことから発見につながった。調査の結果、約1億4000万年前に生息していた肉食恐竜の足跡であることが判明したのだ。ちなみに発見された7つの足跡のうち、地面の浸食により残念ながら3つが消失してしまっている。
恐竜を絶滅させた小惑星の証拠が恐竜の化石や琥珀から発見される
そして先日、同じく森林公園の奥深くにある巨大な砂岩層より新たに合計10個の恐竜の足跡が発見された。専門家が確認したところ、指紋は約1億4千万年前のもの、大きさは21センチから30センチ、幅は17センチから31センチ。鉱物資源局の関係者は、この痕跡を残した恐竜について全長5メートル、体高2メートル前後の小型の肉食恐竜である可能性があるとみている。
タイの公共放送であるPBSの報道によると、小型の肉食恐竜に関連した化石は「タイ国内では初めての発見」になるという。現時点では足跡を残した恐竜が何なのか、正確な種類はまだ分かっていないという。現在、恐竜の足跡を保護・保存するための作業が進められており、森林公園の一帯が一時的に閉鎖されて作業が行われていると複数の報道機関が伝えている。
古代のタイを闊歩していた恐竜はいったい何だったのか。今後の調査結果が気になるところだ。
山口敏太郎
作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。