二人の夫の死……。琉球の悲劇の王女、百度踏揚(ももとふみあがり)の運命に翻弄された人生【後編】 (1/2ページ)

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二人の夫の死……。琉球の悲劇の王女、百度踏揚(ももとふみあがり)の運命に翻弄された人生【後編】

Japaaan読者の皆さんこんにちは。ライターの小山桜子です。今回は前編に引き続き沖縄の尚氏による琉球王朝時代の悲劇のヒロインにフォーカス。

尚氏の娘として生まれたがために運命に翻弄された悲しい王女、百度踏揚(ももとふみあがり)の生涯をご紹介します。

前回の記事

夫が祖父を討伐。琉球の悲劇の王女、百度踏揚(ももとふみあがり)の運命に翻弄された人生【前編】

夫、阿麻和利の死

百度踏揚の夫・阿麻和利(あまわり)が彼女の祖父・護佐丸(ごさまる)を追討したのも束の間、今度は阿麻和利自身が王府に対し謀叛を企てており、首里を攻める準備を進めているという疑いがかけられました。

そして百度踏揚の従者・越来賢雄(ごえくけんゆう)率いる王府軍によって阿麻和利はあえなく討ち取られてしまったのです。

一説には百度踏揚自身が阿麻和利の謀反を父・泰久王へ知らせたという説もあります。そうだとすれば彼女は浅井家に嫁いだお市のような役割を担った事になり、また違った見方になりますが、どちらにせよ祖父の死と夫の死が重なり、百度踏揚にとっては波乱続きと言うべきでしょう。

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