「サメって意外とおとなしいんですよ!」寿し まつもと 松本剛「サメを愛するお寿司屋さんの巻」珍談案内人・吉村智樹のこの人、どエライことになってます! (2/2ページ)
僕は、そのサメを眺めるのが大好きで、“自分の代になったら、サメを、ちゃんと飼おう”と決めていたんです」
■サメを飼いだして客層は次第に変化
念願かなってサメの飼育を始めた彼。大切に育てているので5年以上も生きるサメが多く、中には10年を超えて客に愛された、ご長寿ザメもいたのだそうだ。
「サメを飼うようになってから次第に客層が変わってきました。それまで、うちは高級店というイメージが強く、会社の接待などに使われる場合が多かったんです。
ところが、この頃はファミリー層が増えました。サメ柄の服を着たお子さんがサメの図鑑を抱えてやって来る。まるで、幼い頃の自分を見ているみたいです」
狂暴なイメージがあり、パニック映画にも、たびたび登場するサメ。反面、災難を除ける縁起がよい生き物とされ、中世ヨーロッパでは、貴族たちがサメの歯を食卓に置いて尊んでいたという。
海洋ロマンがあふれる店で、サメを観賞しながら絶品の寿司を食べれば、幼い頃に抱いた冒険心がよみがえってくる。
よしむら・ともき「関西ネタ」を取材しまくるフリーライター&放送作家。路上観察歴30年。オモロイ物、ヘンな物や話には目がない。著書に『VOW やねん』(宝島社)『ジワジワ来る関西』(扶桑社)など