この世のほとんどは「悪人」難解だけど優しい浄土真宗の教え (3/3ページ)

新刊JP

たとえば嫌いな人と関わらなければいけないことに苦しんでいる人がいるとしたら、その苦しみをどう考えればいいのでしょうか。

世良:現世で憎い相手というのは、前世でも因縁があった可能性が高いです。嫌な人、憎い人が与えてくる苦しみをどう解放していけばいいのかというと3つあって、1つは自分にも悪いところがあると考えて、自分を見直すことで相手と話し合って和解する方法。

2つ目は完全に相手が悪い場合で、これはもう離れるか距離を置くしかない。ここで大事なのは、距離を置いたら相手への怒りを手放すことです。難しいかもしれませんが、いつまでも相手から受けた苦しみのことばかり考えていると自分自身を低い波動にとどめてしまうことになり、先に進めません。

3つ目は和解もできないし距離も置けない場合で、「相手はもしかすると前世での自分のカルマを解消するために、わざわざ自ら悪因をつくってまで悪役となり存在してくれているんじゃないか」と考えて、感謝することです。

――3つ目は難しそうです。

世良:もちろん難しいですよ。でも、自分も相手のカルマに対して何か持っているかもしれません。相手にばかり問題があるというところからそういう方向に考えを持っていくのが大切だと思います。

(後編に続く)

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