「気球がどこから来たのか分かるまで撃墜はやめるべき」?アメリカの気球騒動にイギリスから慎重論 (1/2ページ)
2月頭からアメリカ国内を騒がせている、謎の気球騒動。2月3日、アメリカのモンタナ州をはじめとする広い地域で謎の白い気球が確認。4日にアメリカのF22戦闘機によって撃墜された。この気球は中国の高高度偵察気球である可能性が高いとされたが、その後にアラスカ州やミシガン州、カナダ上空で目撃された3つの物体については分類が困難とされている。またアメリカ国防総省は、米軍がここ数週間に撃墜した他のUFOの起源について、はっきりとは分かっていないと認めている。
しかし、この撃墜措置に対してはアメリカ国内外でも賛否が分かれている。特に海外の専門家からは「UFOがどこから来たのか分かるまで、撃墜には慎重になるべき」との意見が出ているようだ。
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例えばイギリスの元航空幕僚長であり、1990年の湾岸戦争で英国空軍打撃司令部の最高司令官を務めたマイケル・グレイドンは「怪しい機体を戦闘機で粉々に吹き飛ばすのは、その起源を特定する最善の方法ではない」と述べ、さらに多くの謎の機体が発見された場合を踏まえて、自制することを示唆する発言をした。
彼はイギリスのLBCラジオに出演した際、「何が入っているか分からないうちは、確かに刺激的なニュースだと思う。しかし、内部にスパイ機器が搭載されている可能性も高い」と語った。
同じような飛行物体がイギリスの領空に入った場合、排除する必要があるかという質問に対しては次のように答えている。
「おそらく最も可能性が高いのは、海に向かって漂い、その後周囲に影響を及ぼさない場所に移動したことを確かめてから撃ち落とすことだろう。しかし領空侵犯してきた物体に対して興奮し、排除を急ぐ前に、実際にその物体の中に何が入っているのかを調べることは非常に有益であろう」
また、2月4日に撃墜された物体は中国の高高度偵察気球である可能性が高いという見解が米軍から出ている。