心理学者が解説するアイデンティティとビジネスの親密な関係 (3/3ページ)
実験の結果、実際にアイデンティティが疑われていると感じたアジア系アメリカ人は、好きな料理を注文できるとなったときに典型的なアメリカンフードを選びやすい傾向が出てきたという。つまり、食の選択によって国への帰属意識を強く感じた(あるいは周囲に示せた)のかもしれないのだ。
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バヴェルとパッカーは次のように述べる。
私たちを突き動かすのは「私たちは何者であるか」という集団に共有された感覚なのだ。(p.395より)
ビジネスだけではなく政治、カルト集団、リーダーシップなどさまざまなトピックが登場し、「集団」「組織」をアイデンティティという視点から分析する本書は、社会の中で生きる私たちに有意義な視座を与えてくれる。私たちの言動・行動の原理について解き明かした好著である。
(新刊JP編集部)