介護業界の人材不足と高離職率の解決策として注目されるスポットワーク (2/2ページ)

心に残る家族葬



■オンライン化する介護

コロナ禍による介護現場の変化は、スポットワークだけではない。老人ホームなどの高齢者施設では外部との接触を最小限にとどめるため、家族との面会やレクリエーション等を控える傾向にあるという。しかし、交流の機会を減らすことによる施設入居者のQOLの低下が課題となっており、面会を希望する家族からも改善を求める声があがっているという。そこで、施設入居者との交流の機会を増やすために始まっているのがオンライン介護だ。オンラインでレクリエーションを開催したり、家族との面会や、家族が遠隔で施設を見学できる仕組みを作ることで、入居者と外部との交流の機会を創出している。また、中にはオンラインを専門とした介護サービスも登場している。もちろん、オンラインでは入浴や食事のケアは出来ないが、オンラインでレクリエーションを開催したり他者との会話の時間を作ったりすることで、高齢者のQOLを高めることが出来るという。オンラインで完結する介護サービスが登場することで、労働者は好きな場所で働くことが出来るようになり、スポットワークもさらなる拡大が見込まれるだろう。

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