取引先の担当者から社長へ。コロナ禍でも就任から2年で個人売上アベレージ10%アップ実現 (3/3ページ)

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・慣習を変えるには1人ではなく、同じ考え、思いを発信できる腹心のメンバーが必要ながら外部から連れてこなかった為、改革が鈍化していると感じているとのこと。

現在では上記失敗点を踏まえ、未来図ブックという冊子を作成し、社員へ考え方を伝えているのだという。また、次世代を担ってほしいメンバーを指名し、まずは少人数に対して共感を得てもらうような動きをしている。次世代のメンバーと密にやり取りし、次世代メンバーを軸に浸透させて行きたいという考えだ。

<成功して得た実績>
目標単価という一人当たりの月額予算を設定したことで、SESの一人ひとりに単価概念を持たせ、社員売上が10%程度アップしたという。

これまでは評価が年功序列であったことが要因か、個人の予算設定がなかった。SESの場合、通常はスキルに応じて請求金額が変わるが、その判断および指針がなかったのだ。そこで人事評価制度を作成し、それぞれのランクを決定、ランクに応じて交渉するための単価を設定、最低単価を下回らないよう価格交渉をしてもらうようにしたとのこと。単価は営業職には伝えて、ベースの報酬以上でないと仕事を取ってきてはいけないという流れにしているのだそうだ。

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