三河一向一揆で名前しか出て来なかった「半之丞」こと蜂屋貞次。その後はどうなる?【どうする家康】 (2/4ページ)
六歳になる女子たゞ一人ありと申上れば。いと哀とおぼしけるにやその女に貞次の舊領をたまひ。鳥居源一郎をもて婿とし貞次が家継しめられしとぞ。(家譜。)
※『東照宮御実紀附録』巻二
時は永禄7年(1564年)5月。家康が野田城と牛窪城を攻めた時、蜂屋半之丞は鉄砲で撃たれ、その傷が元で死んでしまいました。
遺された妻は一人娘を連れて故郷へ帰ったのですが、しばらく後に松平家康(演:松本潤)が鷹狩りのため近くまでやってきます。
「わしの鷹は、どこへ行ってしまったのか……」
はぐれた鷹を追ってきた家康は、蜂屋宅に入り込んだ鷹を発見しました。
「あそこにおった。すぐに連れて参れ!」
「ははあ」
家臣たちが蜂屋宅へ立ち入り、鷹を連れ戻そうとしたところ、未亡人が出てきてこれを咎めます。
「その方ら、案内もなく他人の家へ立ち入るとは何事か!」
たちまち家臣たちを叩き出す様子を見て、家康は尋ねました。
「あの女性は何者か」
「蜂屋殿の未亡人にございます」
「左様か。先の戦さで討死したのであったな。男児はおらんのか」
「確か、今年で6つになる娘が一人のみとか」
「ならば鳥居の源一郎を婿にとらせよう。