三河一向一揆で名前しか出て来なかった「半之丞」こと蜂屋貞次。その後はどうなる?【どうする家康】 (1/4ページ)
「おい、半之丞(はんのじょう)!」
NHK大河ドラマ「どうする家康」で、このセリフを覚えている方はほとんどいないと思います(かく言う筆者もうろ覚えですが)。
三河一向一揆で松平家臣たちが次々と一揆方へ寝返っていく場面で、一度だけ呼びかけられたこの名前。その後も登場することはありませんでした。
この半之丞なる人物、恐らくは史実でも一揆方へ寝返り、その後赦されて帰参した蜂屋貞次(はちや さだつぐ)であろうと思われます。
後世「徳川十六神将」にも数えられた豪傑は、その後どうなったのでしょうか。
鉄砲疵が元で亡くなるが……永禄七年五月野田牛窪の城攻られしに。蜂屋半之丞貞次鉄砲に中りその疵愈ずして死す。その妻男子なければ女子をともなひ郷里に引籠りてあり。後にその辺に鷹狩せさせたまひし折。御鷹それてかの宅地にいる。御供の人々走り入て鷹を据上しに。かの寡婦これをとがめ。人々は何とて寡婦の家に案内もなくて闌入せらるゝぞと声高にのゝしる。君は何者の後家なるかと御尋あれは。貞次が妻なりと申す。貞次に男子はなきやと御尋により。