離島でプラスチックの岩が発見される。海のプラスチックごみ汚染は新たな地質時代の象徴に (3/4ページ)
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Plastic rocks found on remote Brazilian island are 'terrifying,' scientists say・似たようなプラスチック岩は世界各地に存在
その後の研究では、2014年以降、ハワイ、イギリス、イタリア、日本など、世界各地で同じような岩のようなプラスチックが報告されていることが判明したという。
昨年『Marine Pollution Bulletin』(2022年8月12日付)に掲載された研究によれば、そうした人為的な影響で作られたプラスチック岩には、いくつか種類があるという。
たとえば、 堆積岩のような「プラスチグロメレート」、砕屑岩のような「パイロプラスチック」、溶岩でできた火成岩のような「プラスチストーン」といったものだ。
こうした岩石を作り出すプラスチック汚染は、岩石や堆積物が形成されるプロセスの概念すら変えようとしているとのこと。
サントス氏に言わせれば、「人間の介入により、今や何が本当の自然なのかわからなくなるほど浸透している」そうだ。
ちなみにプラスチック汚染最大の元凶は洗濯によって出る化学繊維の糸くずであることが判明しているが、トリンダーデ島で見つかったプラスチック岩の主成分は、「漁網の切れ端」だったそうだ。