侍JAPANヌートバーも大好きだった!「本当にうまい」餃子No.1決定戦
パリッとした皮にジューシーな中身。食べ始めたら止まらなくなる庶民の味方の、至高の一品を徹底リサーチ。
日本列島を熱狂と感動の渦に巻き込んだ、WBC・侍ジャパン。中でも、チームの斬り込み隊長として優勝に貢献したラーズ・ヌートバー(25)の活躍は、人々の胸を打った。
そんなヌートバーの好物が、餃子だという。
「母親が日本人のヌートバーは、“母の餃子”が大好きだと明かしています。準決勝のメキシコ戦を控えていた、3月19日のインタビューでも、アメリカへの移動後に、現地の日本料理店の餃子を食べたと語っていました」(夕刊紙記者)
餃子パワーで、侍ジャパンを牽引したのだ。さらに、日本球界でも、餃子にまつわる、こんな話が。
「NPB史上歴代最長身の2メートルを誇る、巨人の秋広優人(20)は、先輩の中田翔( 33 )に連れられて、宮崎市内の有名餃子店で10人前の餃子を平らげたそうです。秋広は、昨年から体重を増やす肉体改造に取り組んでおり、その一環として、スタミナ料理の餃子を爆食いしたんでしょう」(前同)
■春バテ予防に
そんな餃子は、今の時季こそ食べておきたい。内科医・訪問医の清藤大輔氏は、次のように語る。
「春にかけての季節の変わり目は寒暖差が大きく、自律神経が乱れて、“春バテ”を起こしやすい。倦怠感、頭痛、肩こり、気分の落ち込みなど、心身に不調をきたすので、放置するのは危険です」
そこで、助けになるのが餃子だという。
「春バテは生活習慣が大きく関係しており、バランスの悪い食事が症状を悪化させる原因になります。その点、餃子は、皮の炭水化物と脂質、豚肉などのタンパク質、そして野菜のビタミン、ミネラルなどの5大栄養素をすべて含んだ完全食なので、食べるだけで春バテ予防になります」(前同)
というわけで、今回は、『餃子の王将』『大阪王将』『日高屋』『幸楽苑』『バーミヤン』の人気5大チェーンを徹底取材。本当にうまくて、体によい餃子を、餃子専門のウェブメディア『東京餃子通信』の編集長・塚田亮一氏らに聞いた。
■『餃子の王将』注目の一品
まずは、京都で餃子専門店として誕生した老舗チェーン『餃子の王将』は、創業メニューの餃子が実にうまい。さらに、それをアレンジした『にんにく激増し餃子』(319円)は、注目の一品だという。
「青森県産ニンニクを、通常の2倍以上使用した濃厚な餡が特徴。味のパンチも、香りも強く、男性にはたまらない仕上がりになっています。食べる際は、王将オリジナルの“餃子のタレ”がオススメ。しょうゆの塩味が、ニンニクのうまさを引き立てます」(塚田氏)
実は、こちらの餃子は、コロナ禍だからこそ生まれたヒット商品だ。
「コロナ禍のマスク生活や、リモートワークによって、口臭を気にする場面が減り、店側もニンニクを効かせた餃子を提供できるようになったんです」(同)
■デートで口臭が気になる人は
一方、打ち合わせやデートがあって、食後の口臭が気になる人は、『にんにくゼロ生姜餃子』(297円)をお試しあれ。ニンニクの代わりにショウガを使用した特製餃子で、塚田氏は「マイルドで優しい味つけなので、酢コショウでシンプルに食べると、おいしい」と言う。
ニンニクやショウガが、たっぷり入った餃子を食べれば、元気になること請け合いだ。
「ショウガに含まれるジンゲロールや、ニンニクの亜鉛といった栄養素が、ED解消につながります。加えて、キャベツやニラのビタミンをはじめ、体の免疫力を高める栄養素もまとめて摂取できるので、コロナ禍の感染症対策や、花粉症対策にもつながる、まさに一石三鳥の効果がありますね」(前出の清藤氏)
■手包みにこだわった本格派の味わい『大阪王将』
お次は、『大阪王将』の『元祖焼餃子』(290円)。“餃子専門店の心意気”というキャッチフレーズの通り、手包みにこだわった本格派の味わいが売りだ。
「毎朝、店で手包みされたフレッシュな餃子を出しています。余分な空気や水分がなく、皮の中に肉、野菜がみっちりと詰まった、餃子本来のおいしさが楽しめるので、一口目は何もつけず、そのまま食べるのがオススメです」(塚田氏)
また、隠れたファンが多いのが『ぷるもち水餃子』(310円)。大看板の焼餃子に、負けず劣らずのおいしさを誇るロングセラーだ。
「お餅のようにプルプルで、艶やかな皮が最大の特徴。口の中にツルンと入ってくる感覚が、やみつきになります。ショウガが練り込まれた餡と、あっさりスープの組み合わせも滋味深く、朝昼晩、どの時間帯でもいけますね」(グルメライター)
■全国のスーパーなどでも販売
前述の2品は、『大阪王将』ブランドの冷凍食品として、全国のスーパーなどでも販売されている。近くに店舗がない人は、そちらを購入してほしい。
「焼餃子は、“油・水・フタいらず”の簡単調理が売りで、手軽に焼きたての餃子が食べられるので、私も重宝しています。水餃子は、味も食感も店舗のものと遜色がないクオリティ。鍋に入れたりと、いろんな楽しみ方ができますよ」(塚田氏)
■ランチで利用したい『日高屋』
さて、続いては中華料理チェーンの餃子を紹介していこう。
まず、ランチで利用したいのが、『日高屋』の『餃子』(270円)だ。
「国産のニラ、キャベツを使った餡が特徴で、野菜の甘さが際立つ一品です。焼き餃子ですが、あっさりとした味つけなので、ラーメンなどの主食類の名脇役になります」(前同)
加えて、塚田氏は、中華料理屋ならではの裏技を教えてくれた。
「ラーメンのトッピングを、餃子の調味料に用いるのがオススメです。たとえば、日高屋のサイドメニュー『秘伝の辛みそ』(30円)と、『細切りネギ』(120円)を合わせて、自分だけの“辛ネギ餃子”を作れば、それだけで立派な一品料理に変身します」
■ビールのお供にもってこいな『幸楽苑』
一方、ビールのお供にもってこいなのが、『幸楽苑』の『餃子極』(280円)だ。
「今回紹介した餃子の中で、餡の下味の濃さはトップクラス。小ぶりながら塩味が強く、“肉肉しい”食べ応えがあるので、晩酌のツマミや、飲み会後のシメにピッタリでは」(前同)
■辛いもの好きにはたまらない『バーミヤン』
最後は、中華ファミレス『バーミヤン』の『シビ!から!赤餃子』(384円)。真っ赤な皮が食欲をそそる、辛いもの好きにはたまらない一品だ。
「皮に練り込まれた唐辛子の辛み、花椒のピリッとした風味が、餡の肉のコクを引き立てていて、まさに“うま辛”。これから次第に暑くなれば、ビールとの黄金コンビになること、間違いなしです」(同)
皆さんは、食べてみたい餃子は見つかっただろうか?
■テイクアウトも
今回、紹介した商品はテイクアウトもできるので、自宅での夕食のおかずにも活用してほしい。
「テイクアウトした餃子は、冷めてしまいがちです。そんなときは、焼き面以外の白い皮の部分に少し水をつけて、焼き面を上にしてアルミホイルをかぶせ、トースターで温めましょう。カリカリの食感が戻り、焼き立てにに近い状態で味わうことができます」(同)
この春は、餃子パワーで元気百倍だ!
■3大コンビニ「本当にうまい餃子」
家の近くに餃子チェーンがない人の強い味方が、“コンビニ餃子”だ。
セブンの『皮がもっちりジューシー焼き餃子 5個入り』(291円)は、専門店にも負けない、ジューシーな皮が味わえる。
「厚めの皮の、しっとり食感がウリです。餡の野菜のザクザクとした食べ心地とのコントラストが楽しめる、本格派ですね」(塚田氏)
一方、ローソンの『焼餃子』(297円)は、餡が特徴的だという。
「豚肉や野菜を細かく刻んで練り込んであって、まるで肉団子のような、まとまりのある食感です。古きよき中華料理屋の餃子が好きな人は、コレ!」(前同)
コンビニには、絶品の水餃子もある。ファミマの『胡麻辛だれで食べるもっちり水餃子』(398円)だ。
「豆板醤やニンニクが効いたパンチのあるタレが、プルッとした皮に絡みます。ぜひ、ビールのお供に」(グルメライター)
自分好みの一品を探してほしい。