約8割の女性が管理職になって「よかった」、でも自己評価は男性より低い? (2/3ページ)
なお、TOP3の項目は順位が前後するものの男女とも同じでした。
■不合格の理由は「部下を引き上げられていない」
一方、69点以下(不合格)の点数をつけた理由についても、男女それぞれに理由を尋ねてみました。
1位はいずれも「部下を引き上げられていない」、2位と3位で入れ替わるものの、「働く環境(残業・休暇)を改善できていない」「チームで成果が上げられていない」となりました。
「チームで成果が上げられていない」と「経営層とうまくやれない」は、男性の方が女性より10%以上高いということもわかりました。
■管理職を外れて一般社員に戻りたい人は約3割に
一般社員に戻れるなら戻りたいと思うかどうかを尋ねると、「わからない」が最も多く39.9%、次いで「いいえ」31.8%、「はい」28.3%となりました。
一般社員に戻らないと答えた人に戻らない理由を尋ねると、1位「自分自身の成長のため」61.8%、2位「人材育成にやりがいを感じるから」60.0%、3位「組織(チーム)作りにやりがいを感じるから」49.1%となりました。
管理職はつらい面もあるものの、自身や部下の成長などやりがいも感じるため、迷いながらも取り組んでいる様子が見て取れる結果となりました。
◇今回のアンケート考察「女の転職type編集長 小林佳代子さん」
以前、「管理職になりたいと思うか」について調査した際は、なりたいと答えた人は39.1%に対し、なりたくない人が54.9%と、なりたくない人の方が上回る結果になりました(※2)。
しかし、今回、実際になった人に、管理職になってよかったかどうかを尋ねてみると約8割が「よかった」と回答。理由は「自身の成長に繋がる」「部下の成長など新たなやりがいが増える」「自分の裁量で決められることが増える」が5割を超えていて、管理職に就くことで新たな発見、大きな成長の機会があることがわかります。
男性より管理職になる前例がまだ少ない日本において、女性の管理職経験者の自己評価は低くなりがちかもしれませんが、どの職場においても多様性は不可欠です。