萬田久子「恋愛?ずっと進行中ですよ(笑)」独占インタビュー『グランマの憂鬱』で18年ぶり連ドラ主演!

日刊大衆

萬田久子
萬田久子

 ニッポンのイイ女代表に突撃取材! 話題のドラマから、衝撃デビュー、名監督との秘話、アレまで聞いた!

■昭和を代表する美人スターが!

 還暦を超えた熟女スターたちが、世界各地で大活躍中だ。米アカデミー賞では、60歳ミシェル・ヨーが主演女優賞を獲得したかと思ったら、ここ日本では、昭和を代表する美人スター・萬田久子が約18年ぶりに主演を務めるという。

 そこで本誌は、大人の色香が匂い立つ女優・萬田久子を独占インタビュー!

――ドラマ『グランマの憂鬱』(フジテレビ系)で萬田さんは、とある村の総領を務める、百目鬼ミキという老婦人を演じています。日々、寄せられる悩みやトラブルをズバッと解決する、凛としてカッコイイお婆さん役ですが、オファーが来たときはどう思いました?

萬田 設定ではミキは私よりも年上ですが、自分の年齢よりも上の役が来たのは今回が初めて。自分では何も変わっていないつもりでしたが、「なるほど、こういう年齢なんだな⁉」と思いました。

■女子高生の役でもできますよ

――新しいことにチャレンジする心境でしょうか。

萬田 確かに30代では来ない役かもしれませんが、チャレンジとは思ってないです。女子高生の役でも、私はできますよ。人が、どう思うかは知りませんが(笑)。

――なるほど。かっこいいですね。撮影現場の雰囲気は、どうですか。

萬田 本当の家族みたいな感じで楽しいですね。嫁役の足立梨花さんは、「こういう嫁がいたら心強いな」と思いますし、孫役の加藤柚凪ちゃんもすごくしっかりされていて、私が楽をさせてもらっています(笑)。毎回、毎作が“ターニングポイント”と言えるぐらい、現場では刺激を受けていますね。

――ターニングポイントといえば、萬田さんのキャリアで転機になったのは、どの仕事でしょうか? これまでドラマや映画、舞台にバラエティ番組と引っ張りだこで、決めかねるかもしれませんが……。

■ミス・ユニバースは人前で水着になるのが…

萬田 どの仕事もターニングポイントという気持ちで臨んでいますが、あえて一番の転機を挙げるなら、この仕事を始めるきっかけになった、『ミス・ユニバース』ですかね。

――水着審査の動画がネットにありましたが、当時から、すごくキレイでした。

萬田 今思うと、人前で水着になるのが、とても恥ずかしかった(笑)。でも、とてもいい思い出です。

■NHK朝ドラで女優デビュー

 ミス・ユニバースで日本代表になった後は、NHK連続テレビ小説『なっちゃんの写真館』で女優デビュー。俳優人生がスタートする。過去の記事を調べてみると、1998年の芸術座の舞台『隠れ菊』に出演したのが、俳優の面白さを発見する機会になったという

萬田『隠れ菊』は十朱幸代さんが座長の舞台で、共演した山田五十鈴さんには、キセルの扱い方など、所作をたくさん教わりました。『グランマの憂鬱』でも火鉢にキセルを打ちつけるシーンがあるんですが、そんなところでも教えが生きています。

――「芸」が受け継がれていくんですね。映画でいえば、『八つ墓村』(1996年)や『犬神家の一族』(2006年)など、晩年の市川崑監督作品に出演されていますね。どんな人だったんですか?

萬田 市川監督は「目が怖い」って、魚がまったく食べられないんです。だから肉ばっかり。当時、私はジャガーに乗っていたので、おいしい肉じゃがを差し入れしました(笑)。

■悩んでいるヒマなんてない!

――なるほど。肉とジャガーで肉じゃがですか(笑)。ちなみにジャガーは何に乗っていたんですか?

萬田 デイムラー・ダブルシックスです。

――ええっ? 名車中の名車じゃないですか。かっこ良すぎますよ! そんなかっこいい萬田さんから助言が欲しいんですが、中高年世代が元気に生きていくためのコツは、なんでしょうか。

萬田 悩むヒマがあったら動けばいいと思います(笑)。50代になったら、悩んでるヒマなんてありません。残りの人生が短いという意味ではないですよ。でも、たとえば眠れないのなら、散歩にでも出かければいいんです。そこで新しい出会いがあるかもしれないし。

――人とのつながりで、問題が解決するかもしれませんしね。

萬田 いろんな人との出会いがケミストリーを起こし、誰かのひと言で元気になったりすることもありますよね。その源は恋愛かもしれないし、仕事の現場でもらえるパワーかもしれない。日本は夜でも外国は朝だし、「どうせ明日は来る」と考えればいいじゃないって思いません?

■恋は必要?

――肩の力を抜きながら、行動するってことですね。恋愛という言葉も出ましたが、やはり恋は必要でしょうか。

萬田 恋は、ずっとしていたほうがよいと思います。

――そんな萬田さん自身は、恋愛してるんですか?

萬田 恋はずっと現在進行中です! なーんて言ってますけど、その先はご想像にお任せします(笑)。

――そんな萬田さんに毎週末、会えるんですね!

萬田 はい! ドラマでは高齢者の免許返納問題や、SNSをめぐるトラブルなど、旬な社会現象を取り上げているので、楽しめる作品になっています。悩み事を抱えている人が見たら、解決策が見つかりスッキリするかも。土曜の夜に放映されるので「週の終わりに、1週間分の全身エステで、デトックスをして差し上げます」って書いておいてください(笑)。

 年齢を重ねるほどに、新たな魅力を放つ、萬田久子から目が離せない!

まんだ・ひさこ 1958年4月13日、大阪府生まれ。1978年、ミス・ユニバース日本代表に選出。1980年、NHK朝ドラ『なっちゃんの写真館』で俳優デビュー。以降、多くのドラマ、映画、舞台、CMで幅広く活躍。主な出演作に『あさが来た』『天地人』(以上、NHK)などのドラマや『略奪愛』『集団左遷』などの映画、『隠れ菊』『黒革の手帖』などの舞台がある。
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