4月18日スタートドラマ『王様に捧ぐ薬指』キャストの印象は? 原作者・わたなべ志穂先生インタビュー (2/4ページ)
多分あのかけあいって、普段の自分が人としゃべる時と似ている気がするので、それにちょっと拍車をかけた感じにしてあるというか……。普段からの私のテンションそのままという感じですね(笑)。
ーギャクの部分の、お互いにズバズバ言い合う場面があるからこそ、シリアスなシーンがすごく活きていますよね。
編集さんの力もあるんですよ。「ここで二人がこういう気持ちになるんだったら、こういうことをしましょう」と提案してくれたりするんです。作家がその点において見落としがちなところがあるので、そこはサポートしてもらっています。
■『王様に捧ぐ薬指』一番の見どころ
ー本作の制作過程で苦労した点はどこですか?
私自身が恋の気持ちを描くのがすごく苦手なんです。二人が恋人になるまでを描くことが苦手なんですよね。早く両思いにしたいところなのですが、それまで一つひとつ段階を踏んでいくというのが毎回すごく苦労しました。
どこで好きになって、どこで恋に落ちて、というのを考えるのが面倒くさいなと(笑)。毎回「分からないよ〜!」と言いながら5巻ぐらいまでは描いていたと思います。
ーすごく意外です(笑)。では、逆に楽しかったのはどんなところですか?
東郷の母・静が登場するところですね。キャラクターのダークサイドを描くのが好きなので、ようやく私の本領発揮! と思っていました(笑)。
ー本作で一番お気に入りのシーンを教えてください。
東郷が過去のことを語って、綾華が“小さい頃の東郷を抱きしめてあげたかったな”と思うシーンがあるんですけど(単行本3巻収録・第12話)、あそこは二人の一番ネックだった部分を解消できた部分なので、我ながらいいシーンを描いたなと思います。
ーわたなべ先生が思う、本作の見どころを教えてください。
最初は仲が悪かった東郷と綾華が愛を重ねて、静という強敵に立ち向かい、二人で困難を乗り切るというところです。東郷の愛は歪んでいたと思うんですが、綾華によってきちんと愛を得られたことによって、二人の愛がよりしっかりとしたものになったと思います。