栗山英樹勇退で…イチローや松坂大輔、工藤公康も!侍ジャパン「次の監督」意外な本命 (2/3ページ)
「常々“真のワールドシリーズチャンピオンを決める大会がやりたい”と言っていた王さんは、第1回WBCで監督に就任した際、直接、携帯電話でイチローと話して出場を決めさせました。その後も“背中を見せてくれ”と声をかけ、イチローもアメリカの自宅に選手を呼ぶなど、ムードメーカーに徹しました。いわば、王イズムの継承者なんです」(前同)
王監督とイチロー。この“2大カリスマ”の存在なくして、WBCは、日本でここまで盛り上がる国際大会にならなかったはずだ。
「イチローが立てば、同じく候補に挙がる松坂らの入閣も堅い。日米の野球界に大きな影響力のある両者がトップなら、何かと障壁の多い日本人メジャーリーガーも、“入れてくれ”となるでしょう。また、ファンの支持が高い両氏がそろい踏みならば、今大会以上に盛り上がるのは間違いありません」(同)
ただ、この両氏のネックは、日本でのプロ指導経験が実質的にゼロであること。栗山監督のように“あうんの呼吸”で連携の取れる首脳陣がそろうかも未知数だ。
■原辰徳や高橋由伸も!
本誌でおなじみ、“球界のご意見番”江本孟紀氏は、こんな指摘をする。
「イチローもいいですが、人脈や経験、政治力といった総合的評価を考えたら、一番の適任は原辰徳監督(66)じゃないかな。3年後なら、巨人の監督も退任済みでしょうから」
WBCの日本での興行を第1回大会から取り仕切ってきたのは、他ならぬ読売グループ。“生え抜き”である原監督なら、その意味でも適任なのは間違いない。
さらには「年齢的な若さでは、高橋由伸(68)という線もある」(前同)とも。