「大阪弁で女心を歌い上げる!」れいか「大阪のブルースに挑む女の巻」珍談案内人・吉村智樹のこの人、どエライことになってます! (2/2ページ)
このように、れいかさんの今日の活躍は、コツコツとした努力の積み重ねの上にある。挫折もあった。
「10代の頃、“歌手になれるかも”という機会があったんです。けれども、肝心のレコーディングの日に喉が潰れ、このお話が流れてしまって……。夢を諦め、高校卒業後は段ボール工場の事務員として働いていました」
■盛り上がりまくる関西のノリが好き!
OLとして地道に働くこと5年、再びチャンスはやってきた。地元テレビ局のカラオケ番組に出場し、スカウトされたのだ。
「歌手になれる! そう思って会社をすぐに辞めました。でも、甘くなかった。自主制作のCDを売って資金を作り、そのお金でまた、CDを制作する下積み生活が続きました」
そうして一歩一歩、踏みしめるような頑張りが報われ、メジャーデビューの夢をかなえて、今年で16年。彼女は今日も歌で関西を盛り上げている。
「上京するべきか悩んだ時期もありました。けれども、お客様の反応がダイレクトに伝わる関西のノリが好きで、離れられなくて。客席との掛け合いが盛り上がりすぎて、いつも時間がオーバーしがちなんですけれど(苦笑)」
れいかさんのステージは楽しさいっぱい。新曲はレイニーだが、雲間から光がさすような明るさがある。
よしむら・ともき「関西ネタ」を取材しまくるフリーライター&放送作家。路上観察歴30年。オモロイ物、ヘンな物や話には目がない。著書に『VOW やねん』(宝島社)『ジワジワ来る関西』(扶桑社)など