「地方の医師不足が深刻」って本当? 現役医師が詳しく解説 (2/3ページ)

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外来患者も入院患者の数も多く、それを少ない医師で対応するのでほぼほぼ休みを取れない。

また、休日や夜間でも、患者が直接医師の家まで来て、診てくれるよう要求されることもある。

もし断れば、悪い噂が立ってしまい、住みづらくなってしまう。

その多忙さから田舎から離れる医師もいる。

相談できる相手がいない

田舎の医療機関では、同僚の医師がほぼいない。

治療方針に困ったり悩んだりした時に、気軽に相談できる相手がいないのだ。

都会だと、専門科に分かれているのですぐに相談できる環境がある。

医療が専門科で細分化されている現代において、1人ですべての分野をカバーするなんてことは事実上できない。

本当に自分の治療が患者にとって最善だったのかを不安に思うことも多いのだ。

家庭医の出現

これまでの医療界では、よくある病気を満遍なく診れる医師を養成する動きがなかった。

どちらかと言えば、専門科に分かれて専門性を高める国の方針だった。

そのため、専門科以外の科は診療できない医師が増えたのだ。

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