アイザック・ニュートンが「2060年に世界が終わる」と予測した理由
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万有引力の法則や微積分法など、世界に革命的な業績を残した偉大なる科学者、アイザック・ニュートンだが、聖書や錬金術にも強い関心を示していたことで知られている。
彼はエジプトのピラミッドが「ヨハネの黙示録」の謎を解く鍵であると考えていたようだが、1704 年に執筆した手紙には、私たちの世界は2060年で終焉を迎えると予測している。
ニュートンは、聖書に記された世界の終わりを彼なりに解釈したようだ。いったいどういった意図で世界の終わりを2060年としたのか?逆に考えると「2060年までは世界は終わらない」ということだ。
今から318年前にニュートンが残した手紙の内容を紐解いてみよう。
・偉大な科学者であり神秘主義者でもあったニュートン
イングランドの物理学者・数学者・天文学者アイザック・ニュートン(1643~1727年)は、
「ニュートン力学の確立」や「微積分法の発見」など数々の業績を残した偉大な科学者の1人だ。そのIQは190以上だったとも伝えられている。
ニュートンが木から落ちるりんごを見て「万有引力」を閃いたというエピソードは、あまりにも有名だろう。
だがその科学的思考の反面、彼には神秘主義的な側面があったこともよく知られている。錬金術や聖書の解釈に強い関心を抱き、賢者の石の作り方などを熱心に研究した。
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・ニュートンが予測する世界の終わりは2060年
そんな事例の1つが、彼がつづったとある手紙だ。現在ヘブライ大学に展示されている手紙は、聖書に記された世界の終わりの日を彼なりに解釈したものである。
彼が導き出した結論は「2060年」だ。ニュートンはこの日、世界が終わると考え、次のように書き記している。
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ヘブライ大学に展示されているニュートンが1704年に書いた手紙
太古の暦のように1年を12ヶ月、1ヶ月を30日として換算すると、一時期と二時期に加えた”半時期”は、42ヶ月・1260日・3年半となる。文中に出てくる”半時期”とは、ダニエル書やヨハネの黙示録などの表現。ダニエル書では、たとえば反キリストの統治期間などに言及している。
そして、”短命の獣”の日数を王国が存続した年数に置き換えると、1260日という期間は、3人の王が完全に征服された西暦800年から数えて西暦2060年に終わることになる。
それより後になる可能性はあるが、前になる理由はないだろう。
”短命の獣”は、ダニエル書で言及される4つの王国(バビロン、メディア、ペルシャ、ギリシャ)だと思われる。
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ニュートンの手紙には彼が2060年と導き出した理由も書かれている・ニュートンが終末の年を予測した手紙は複数あった
ニュートンは1704年の手紙以外にも、複数の手紙に2060年に世界が終わることを書いている。
それらの手紙を見た、カナダ、キングス・カレッジ大学の歴史家スティーブン・スノーベレン准教授によると、2060年以外にも、2344年、2090年、2374年など、いくつか終末の日の候補があったようだ。
だが数字の覚えやすさや、複数の手紙に何度も登場していることなどから、ニュートンの脳裏には2060年が一番強く焼き付いていたと考えられるそうだ。
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・ニュートンは偽の予言者を戒めるべく、終末の年を予測した可能性
ちなみにニュートンが想像していた「終末」とは、世界の滅亡や、聖なる炎で焼き尽くされるといった状況のことではない。
彼が信じた終末とは、キリストが再臨して千年王国を建国、世界に離散していたユダヤ人がイスラエルに戻り、永遠の王国を築き上げるというものだそうだ。
ちなみに現在と同じく、当時もこの世の終わりを喧伝するエセ預言者はたくさんいたらしく、そうした予言が外れるたびに聖書の権威を失墜させることをニュートンは苦々しく思っていたようだ。
ニュートンの手紙には、このような予言を残した目的は「終末をみだりに予言する空想家の軽率な憶測に歯止めをかける」ことであると綴られている。
つまり彼は、2060年に終末が訪れるというよりも、2060年までは終末は訪れないということを言いたかったようだ。
だが皮肉にも時は流れ、2060年はあと数十年に迫ってしまった。果たして2060年、世界に何が起きるのか?あと37年生き残れる可能性がある人はその年を見守ってみることにしよう、そうしよう。
References:Why Isaac Newton Predicted The World Would End In 2060 | IFLScience / In 1704, Isaac Newton Predicted That the World Will End in 2060 | Open Culture / written by hiroching / edited by / parumo
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