三重県伊勢市の猿田彦神社で行われる「おみた」桃山時代の衣装とユニークな掛け声が魅力

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三重県伊勢市の猿田彦神社で行われる「おみた」桃山時代の衣装とユニークな掛け声が魅力

日本のほぼ中央に位置する三重県。伊勢神宮や熊野古道など日本人の心を落ち着かせる場所があったり、美しい自然や美味しい食べものがあったりと、たくさんの魅力がある県です。そのことから「美し国(うましくに)と表現されてきました。

今回の記事では、三重県伊勢市にある猿田彦神社にて行われるユニークなお祭りをご紹介したいと思います。ユニークな掛け声と美しい衣装に、行ってみたくなること間違いなしのお祭りです!

猿田彦神社の鳥居(Wikipediaより)

猿田彦神社の御田植祭(通称:おみた)とは?

今回ご紹介するお祭りが行われているのは、三重県伊勢市の猿田彦神社(さるたひこじんじゃ)です。猿田彦大神と、その子孫の大田命を祭神とする由緒ある神社で、遠方からの参拝者が多いことでも有名です。この猿田彦神社で毎年5月5日、子どもの日に行われるのが御田植祭(通称:おみた)です。

五穀豊穣や大漁満足を祈願するもので、起源は定かではないものの、鎌倉時代から現在まで続いているといいます。なお、この「おみた」は1971年(昭和46年)に、三重県の無形文化財に指定されています。

おみたの魅力1「桃山時代の風俗衣裳」

「おみた」では、神社の社殿裏にある約500平方メートルの神田で、田植えを行います。桃山時代の風俗衣裳(男性:侍烏帽子(さむらいえぼし)、手細(てぼそ)、袴(はかま)、御田扇(みたおうぎ)。女性:市女笠(いちめがさ)、小袖(こそで))を身にまとった男女16名(植方(うえかた)と呼ばれます)が苗を一つ一つ丁寧に植えていきます。ちなみに、神田まで苗を運ぶのは小学3年生の子どもたちです(八乙女(やおとめ)と呼ばれます)。

おみたの魅力2「団扇角力(うちわずもう)」

田植えが終わったあとは、神田の真ん中で「団扇角力(うちわずもう)」と呼ばれるものが行われます。長さ約3メートル、直径約1.15メートルにおよぶ大きな団扇を打ち合わせます。2つの団扇にはそれぞれ、恵比寿(大漁)と大黒(豊作)が描かれています。

おみたの魅力3「ハエーヤハエ」の掛け声

団扇角力が終わったあとは、神社の境内に移動します。そこで、「豊年踊り」が行われるのですが、ここでの掛け声が「ハエーヤハエ」というもの。初めて聞くと何のことだかわかりませんが、最初の「ハエ」は「生える・早く大きくなれ」、後ろの「ハエ」は「栄える」という願いが込められているとか。その後、団扇角力で使用された団扇を破る「団扇破り」が行われます。

いかがでしたか?この記事が、みなさんが少しでも日本文化や歴史の面白さに興味を持つきっかけになれば嬉しいです。

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