ルンバのミーム化は日本特有? バズりの裏側を調査 (4/4ページ)
そしてそれは、元々産業用ロボットを作っていた開発者が、「もっと人が喜んだ顔が見たい」と、人の生活の助けになるルンバを開発したきっかけであり、願いでもあります。
最後にアイロボットとして、ルンバを通してどのような社会になっていくことが理想かと尋ねると、村田さんは「開発のトップがいつも言っているのは、ルンバの存在感が無いことが一番良いということなんです。知らない間に全部やってくれて、好みに合わせてくれて、手を煩わせない。この3つがポイントなのですが、そうしていくとルンバ自体の存在が無くなる。けれど、それこそが究極の形かなと思うんです」と語ってくれました。
インタビュー冒頭、「バズりの裏側」について尋ねると「正直、何かおもしろいストーリーがあった訳ではなく、今でも“バズっている”とは思っていないんです」と答えていた村田さん。
確かに、ルンバが日本に上陸した際のことや、ヒットした際のことはあまり記憶に無いかも知れません。気づけば“日々の生活を楽にする選択肢の一つ”としていつの間にか存在していたという方が正しいでしょう。
しかし、その“いつの間にか存在していた”という日常への溶け込み具合こそが、「ルンバ」の「バズりの裏側」であり、毎日の生活を楽にしてくれる、これからも成長し続けていくであろうルンバの魅力のように感じました。
(取材・文:瑞姫、撮影:三浦晃一、編集:錦織絵梨奈/マイナビウーマン編集部)