ダイオウグソクムシがまるごと1匹乗ったラーメンが台湾で爆誕。そのビジュアルがすごすぎた
![ダイオウグソクムシがまるごと1匹乗ったラーメンが台湾で爆誕。そのビジュアルがすごすぎた](https://image.dailynewsonline.jp/media/c/f/cfda5b3424d5d7c3145219f7172bb04951d03bc8_w=666_h=329_t=r_hs=619cd036bf986ce20a0c232e4a63dd16.jpeg)
[画像を見る]
等脚類としては世界最大で、そのビジュアルは古代生物を彷彿とさせる「ダイオウグソクムシ」がまるごと1匹のっかったラーメンが台湾のラーメン店で限定販売が開始されたという。
ダイオウグソクムシは内臓を取り除いて蒸し焼きにされており、エビのようにおいしく、鶏の白湯スープのラーメンととてもよく合うんだそうだ。
このラーメンの提供を開始したのは、台北市にある「拉麺公子」だ。
店主が日本を訪れた際、水族館にいるダイオウグソクムシを見て心奪われ、これをぜひラーメンの具に!と思い立ち、このラーメンが完成したそうだ。
・ダイオウグソクムシがラーメンと夢のコラボ?
とにかくそのインパクトのでかさに、ラーメンマニアもひるんでしまうかもしれない。
[画像を見る]
「深海の掃除屋」をも呼ばれるダイオウグソクムシは肉が少なく、臭みが強いために食用には適さないとも言われているが、調理法次第では臭みを取り除くことができるそうで、地域によっては食用利用されている。
ダイオウグソクムシラーメンの提供を始めた台北市の「拉麺公子」では、独自の調理法を編み出した。
まずは腹部の内臓を取り除き、食用となるクリーミーな腺部を残す。その後、全体を蒸し焼きにする。白身の部分はエビやカニのような味がし、腺部は「予想外に甘い」のだそうだ。
[画像を見る]
・日本の水族館でダイオウグソクムシを見て着想
拉麺公子のオーナーは、この珍しい料理のアイデアを日本を訪れたときに得たという。水族館でこれらのダイオウグソクムシを見てそのルックスに心を奪われた。
そして同時に、これらがラーメンの素晴らしい材料になるに違いない!と直感したという。
[画像を見る]
・常連客にのみ限定販売
ラーメンスープは、鶏の白湯スープがメインで、そこにイカと鰹節がくわえられているそうだ。このスープとダイオウグソクムシの相性も抜群なのだとか。
気になるお値段は一杯、1480台湾ドル。日本円にして6780円だそうだ。
ダイオウグソクムシの供給量が限られているため、提供されるのは常連客のみとなっているという。
見た目的にはインパクト絶大だけど、食べてみたら結構おいしかったりするのかもしれない。この店に通い詰めて常連になればその権利を得られそうだ。
[動画を見る]
勘違いしている人がおおいけどダイオウグソクムシはオオグソクムシとはサイズ感がだいぶ違うからね。
日本では、ダイオウグソクムシではなく、オオグソクムシのラーメンが2019年に東京で販売されていたらしいけど、今もあるんかな?
オオグソクムシはまだ小さ目だから、インパクト的にはそれほどでもないが、味はどうだったんだろう?食べたことある人いる?
・ダイオウグソクムシとは?
「ダイオウグソクムシ「はスナホリムシ科に属する海生甲殻類の1種で、メキシコ湾や、西大西洋周辺の深海の海底砂泥地に生息しているという。
体長は20から最大で50cm近くにもなる巨大な種で、個体数も安定しているようで、特に絶滅の危険性はなさそうだ。
日本近海に生息する「オオグソクムシ」が10~15cm前後なのと比べて、はるかに大型であり、体重は1kgを上回るという。
「深海の掃除屋」とも呼ばれ、深海底に沈んできた大型魚類やクジラなどの死骸や弱った生き物等の有機物を摂食するといわれている。
少食で飢餓に強いが、餌の少ない環境でどうしてここまで巨大になるのか、そのメカニズムはまだ完全に解明されていない。
[動画を見る]
References:Taiwanese Restaurant Serves Ramen Dish Topped With a Scary Deep-Sea Creature / written by parumo
『画像・動画、SNSが見れない場合はオリジナルサイト(カラパイア)をご覧ください。』