炎上寸前のスクールバスから37人の生徒の命を救った妊婦の運転手

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炎上寸前のスクールバスから37人の生徒の命を救った妊婦の運転手
炎上寸前のスクールバスから37人の生徒の命を救った妊婦の運転手

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 予想していない事故が発生した場合、冷静に対処し、機転を利かせた行動が、事故の被害を最小限に抑えることはわかっていても実際にはとても難しいものだ。

 アメリカ・ウィスコンシン州で、走行中のスクールバスで、突然異常なにおいが発生した。

 それにいち早く気付き、生徒たちをバスから降ろして避難させたのは、運転していた妊娠中の女性だった。バスはその数秒後、炎に包まれた。

 女性運転手の機転のおかげで、生徒全員に怪我はなかった。子供たちや学校側からは、女性運転手に感謝の言葉が伝えられたという。



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Pregnant school bus driver evacuates students to safety moments before bus ignites・バスから異常なにおいを嗅ぎ異変を察知した女性運転手
 妊婦のイムネク・ウィリアムズさんは、ウィスコンシン州ミルウォーキーで毎朝生徒を乗せて、2時間ほど同じルートを走行するバスの運転手として勤務している。

 5月31日の朝、ウィリアムズさんはいつものように生徒37人を乗せたスクールバスを運転し、ミルウォーキー科学アカデミーまであと約800メートルというところで、信号待ちをしていた。

 そのとき、突然変なにおいがすることに気付いた。
最初は、他の車から来る煙の臭いだと思っていました。

でも、運転し始めると、臭いと煙が濃くなり始めたんです。(ウィリアムズさん)
 学校がすぐ近くということもあり、ウィリアムズさんはこのまま学校までバスを走らせてしまおうかとも考えたが、思い直してバスを止めた。・子供たちをバスから降ろした直後にバスで火災が発生
 ウィリアムズさんは、バス内の生徒たち全員に降りるよう呼びかけた。

 すぐにバスから避難した37人の生徒全員を、学校の入り口ゲートに向かって整列させたウィリアムズさんがバスの方を振り向くと、バスは炎に包まれていたという。

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image credit: youtube

 公開された映像には、消防士が窓の一つから放水ホースを差し込む中、黒焦げの黄色いスクールバスの全体から煙と炎が吹き出す様子が捉えられている。

 ウィリアムズさんの咄嗟の機転のおかげで、37人の生徒の命が救われたのだ。幸い、生徒全員に怪我はなかった。

 妊娠中のウィリアムズさんは、念のために地元の病院に搬送され、検査を受けたところ、8月に出産予定の赤ちゃんも、本人も健康に問題はなかったそうだ。 ・生徒と学校が女性運転手に感謝を伝える
 火災のあとで、バスに乗っていた生徒と学校関係者らが、ウィリアムズさんの機転に感謝の意を表したという。

 翌日、ウィリアムズさんは、メディアの取材で次のように話した。

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今朝、子供たちに会って、感謝の言葉を聞いて、学校からも感謝してもらえて、うれしいです。

誰も怪我をせずに済んで、本当に良かったです。子供たちの無事を確認すること。それが、私にとって最も重要なことです。

バスに乗っているのがもし私の子供だったら、バスの運転手に全く同じことをしてもらいたいと思うでしょうから。
 ウィリアムズさんは、翌朝からすでにいつものように子供たちを迎えに行くルートでの勤務に戻っていた。
子供たちは、火災の翌日に妊婦の私に会うことを期待していなかったようで、驚きながらも「仕事して大丈夫なの?」「火傷しなかった?」と尋ねてくれました。

だから私は「大丈夫よ。いつも通り働くわよ」と返しました。
 なお、当局によると、火災の原因はまだ調査中だということだ。

References:Pregnant school bus driver evacuates students seconds before bus bursts into flames / written by Scarlet / edited by parumo



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