同じやせ型でもダイエット経験の有無であることが変わる? やせ型女性の背景検証調査 (4/5ページ)
痩身行動や思考のあるやせた女性に特化した情報提供の必要性が示唆されました。
■今後の展開〜共同研究グループよりのメッセージ
本研究は、やせた女性でも痩身願望やダイエット経験がある人と、そうでない人への健康に関する情報提供が異なる必要性が示唆されました。本研究の結果は、各個人に最適化されたスポーツ機会の検討や、適切な栄養摂取ができるようにするためのアプローチに役立てられます。
これらに取り組むことで女性が年齢を重ねても長く健康で豊かな生活を送ることができると考えます。また、今後の低体重女性に関する研究の推進に広く役立てられることが期待できます。ただし、自然に痩せているような女性も多く、すべての痩せた女性がリスクを持っている訳ではありません。
私達が体型の多様性やリスクについて正しく認識できるようなエビデンスが不足しており、今後さらなる研究を続けていきます。
◇用語解説
*1 運動習慣者の定義:週2回以上、1回30分以上、1年以上、運動をしている者(国民栄養調査参照)。 *2 摂食態度調査票(EAT-26):食事障害の可能性をスクリーニングするための自己報告式尺度(診断ツールとは異なる)で、合計スコアが20点以上の場合、食事障害の可能性を示唆すると考えられ、専門家によるさらなる評価が推奨される。 *3 eHealth Literacy Scale日本語版(eHealth):個々がインターネットを介した健康情報の検索、理解、評価、適切に活用する能力を測定し、得点が高いほどeHealthリテラシーが高い。 *4 Sociocultural Attitudes Towards Appearance Questionnaire-3短縮版(SATAQ-3 JS):個人が社会文化的な美の規範や外見に対する圧力をどの程度認識し、受け入れているかを測定し、得点が高いほど影響が高いことを示す。 *5 日本語版Ten Item Personality Inventory(TIPI-J):個々の人の性格を理解するための基本的な枠組み性格5因子(開放性・勤勉性・外向性・協調性・神経症傾向)から構成される。