「人性経験が滲み出た心に響く歌で大人気!」観月ちか「歌手デビューした居酒屋のママの巻」珍談案内人・吉村智樹のこの人、どエライことになってます! (1/2ページ)
関西に生息するアヤシくてオモロい人たちに、大阪出身・京都在住の人気ライター・吉村智樹が直撃インタビュー!
■ライブ配信が人気の居酒屋ママ店内でギターを手に弾き語り!
豊臣秀吉が月見の宴を開いたことから、その名がついた京都の観月橋。この橋のたもとに居酒屋『ひまわり』がある。正面はガラス張りで月の光が差し込み、風情ある雰囲気。名物は『豚キム豆腐』。四川の調味料を使った本格派ピリ辛ソースが豆腐とマッチし、冷たいビールが進む、進む。
そして、この店の魅力はなんといっても、ひまわりの花のようにおおらかなママ、観月ちかさん(53)のキャラクター。彼女はなんと、店内で、ときおりギターの弾き語りを披露してくれるのだ。
「私の歌を聴きに、北海道や沖縄からもお客さんが来てくれるんです。皆さん、“癒やされた”“元気をもらった”と言ってくださいます。涙を流す人もいるんですよ」
居酒屋のママの歌を聴くために、わざわざ全国から客が訪れる。実は観月さん、
「chikarin」の愛称で日本中に多くのファンを抱える人気「ライバー」(ライブ配信アーティスト)なのだ。
彼女の歌声には、人生の厚みを感じさせる力強さがある。それもそのはず、その半生は凄絶だ。
かつては幼稚園の先生だった。初めてのクラス担任は、くしくも「ひまわり組」。しかしモンスターペアレンツを恐れるあまり、教育をなおざりにする園の方針と合わず退職。結婚したが、夫とはすれ違い続きだった。
「娘が骨折した日も、帰ってこない。