コロナは第9波の入り口に?旬の食材が身体を助ける「夏の免疫アップ最強食材」!

日刊大衆

画像はイメージです
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 新型コロナの感染症法上の分類が、季節性インフルエンザ並みの「5類」に移行して、1か月半たった。

 新規感染者数も一度は落ち着き、3年に及んだコロナ禍の収束を期待した人も多いはずだが、

「政府が、全国約5000か所の医療機関からの報告をまとめた結果、ここ1か月間の感染者数が2.5倍に増えたと分かりました。これを受けて、政府分科会の尾身茂元会長は、6月14日の会合で“第9波の入り口に入ったのではないか”と発言しました」(全国紙厚労省担当記者)

 まるでゾンビのようによみがえる新型コロナとの終わりの見えない戦いは、まだ続くようだ。西武学園医学技術専門学校東京校校長で医学博士の中原英臣氏も、次のように言う。

「新型コロナは軽症化していますが、依然として、高齢者などの重症化リスクがある人には脅威です。また、コロナの5類移行によって、街中の感染対策が緩み、インフルエンザも流行の兆しを見せています。再び、気を引き締めるべきです」

 こうした危機感の高まる中、『からだに効く食べもの事典』(主婦の友社)などの著書がある、薬剤師の田村哲彦氏(『壮健タムラ薬局』代表)は、こう言う。

「大切なのは、体の免疫力を高める栄養を食事から摂取すること、つまり“食治”です。毎日の積み重ねで効果を発揮しますが、逆に、体に合わないものを食べ続けると、体調を崩して、免疫力を下げます。正しい食治で、ウイルスに強い体を手に入れましょう」

 そこで今回は、専門家監修のもと、この夏に食べておきたい“免疫力アップ食材”を紹介しよう。

 まず、健康にいいと言えば野菜から。田村氏によれば、旬のものを食べると、より効果を発揮するという。

■オススメなのは、ナス、トマト、ゴーヤ、カボチャ

「特に、これからの季節は、強烈な日差しによって、体内に活性酸素が増えます。それが細胞を破壊して、体の老化や免疫力の低下を招くんです。なので、それを抑える“抗酸化作用”を持つ夏野菜が必要なんです」

 中でもオススメなのが、ナス、トマト、ゴーヤ、カボチャ。ポイントは、皮や果肉の色の濃さだ。

「野菜の色素は、日差しによる細胞破壊からタネを守るための機能なので、そこには抗酸化作用がある栄養が豊富に含まれています。皮やタネ周辺の果肉も、丸ごと食べてください」(前同)

 また、トマトを調理する際にコツがあると言うのは、料理研究家で管理栄養士の望月理恵子氏だ。

「抗酸化作用があるトマトの赤い色素“リコピン”は、加熱調理をすると吸収率が上がります。一方、トマトのビタミン類を補給したければ、サラダなど新鮮な状態で食べるのが効率的。目的に応じて、調理法を変えましょう」

 ちなみに、夏の定番デザートのスイカにも、夏野菜と同様の効果がある。色素が濃く、抗酸化作用があるので、ぜひ食べよう。

 また、これからますます暑くなると、夏の風物詩であるそうめんが恋しくなるが、せっかくなら、オクラ、長芋といったネバネバ食材をトッピングに加えたい。

「オクラのネバネバ成分には、細胞を元気にする働きがあります。加えて、長芋の“カタラーゼ”という酵素は、活性酸素の働きを抑制して、体の老化を防ぐので、免疫力アップにつながります」(前出の田村氏)

 ちなみに、

「細かく刻むことで、ネバネバ成分が吸収しやすくなります。より粘りが出て、そうめんの喉越しもよくなりますよ」(前出の望月氏)

 熱帯夜には冷たいビールという左党には、定番おつまみの枝豆がイチ押しだ。

「人間の免疫細胞は常に入れ替わっていて、新しい細胞をどんどん作ることで、免疫力を維持しています。そこで必要なのが、細胞の原料であるタンパク質。補給には、植物性タンパク質を含んだ枝豆が、うってつけなんです」(田村氏)

 現在発売中の『週刊大衆』7月10日号を読んで、旬の食材で免疫力をアップしよう。

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