朝ドラ「らんまん」で山脇辰哉が演じる堀井丈之助のモデル?小説家・坪内逍遥の生涯③ (2/3ページ)
逍遥はシェイクスピアの作品を理想を文学に表さず、客観的に描いた作品と規定。対して鴎外は美の理想を主張して対立しました。
そしてこの森鴎外の存在こそが、牧野富太郎と繋がりを見せていきます。
朝ドラ「らんまん」では、主人公槙野万太郎(モデルは牧野富太郎)が堀井丈之助(坪内逍遥がモデル)との掛け合いを見せてくれます。
実際、この2人が本当に知り合いだったかはわかっていません。しかし2人の間にいたのが森鴎外でした。
森鴎外と牧野富太郎は、ともに文久2(1862)年生まれの同い年です。2人の日記にはお互いの名前が記されており、交流がありました。
加えて鴎外は、牧野の影響なのか草花を好んでおり、自分の作品の中にも登場させています。
逍遥と牧野が関わりがあったかは定かでないようです。しかし鴎外を通して関わりがあった可能性は十分に考えられます。
あるいは、鴎外と牧野の関係がドラマの中に取り入れられたのでは無いでしょうか。分かりませんが。
新劇運動での活躍と双柿舎での日々
逍遥は、早稲田大学で文学者としての活動を続けながら、新たな道にも進んでいきました。
明治39(1906)年、小説家・島村抱月らと共に文芸協会を開設。新劇運動の先駆けとして活動します。
明治42(1909)年9月には、演劇研究所を開所。