「学生時代、制服を裂かれたことがある在日韓国人の母。『この人よ!』と泣きながら持ってきた記事で紹介されていたのは...」(東京都・20代女性) (2/3ページ)

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そして、衣替えになると、コートを見つけては、思い出を語るのです。父も私も、「また、その話か」と思いつつも、静かに聞いています。

コートの人がいなかったら、もっと悲しい思い出として残っていたと思います。もしかしたら、母の初恋だったのかもしれません。

コートの裏に書いてある名前を頼りに、助けてくれた人を探そうとしたこともあったらしいのですが、結局、恥ずかしさや怒り、日本人と韓国人、身の危険など、さまざまな葛藤があって探すことを諦めていたそうです。

当該コート(画像提供:Mさん)

記事には、母を助けてくれた人が現在何をしているかが書かれていました。東京で母子家庭や恵まれない子供たちの支援をしているそうです。母は「やっぱり、こういう人だったんだ」と嬉しそうでした。

私の課題から、母が思い出の人を見つけるなんて、タイムマシンのようだと感じています。母にとっては、それ以上だったと思います。

冬の日に、あなたが母を助け、それから母はずっとあなたに感謝していました。あなたのおかげで、母は日本人を嫌いになれなかったそうです。

それから、母は日本人の父と結婚して、私が生まれました。今、私は日本で暮らし、学んで、恋をしています。あなたが母を助けてくれたおかげで、今の私があります。

30年前のコートの人へ、ありがとうございました。

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