日本屈指のパンメーカー・木村屋にはいくつもの名前がある!?その歴史と企業名の変遷をたどる (2/4ページ)
「木村屋一家」ということですね。
企業名は木村屋ですが、ブランド名としての店舗名は木村家だったのです。
「株式会社木村屋總本店」誕生さて、木村屋は昭和5年に株式会社化します。これに伴い、名称も「株式会社木村屋總本店」となり、昭和61年には東京都中央区にある木村屋総本店ビルに本社機能だけが移転しました。
つまりこの時、銀座に店舗を構える木村屋は、本社から見て「いち店舗」の扱いだったことになります。
面白いのは、銀座の木村屋では今でも昔ながらの酒種を使ったあんパンが作られていますが、スーパーやコンビニ向けの製品を生産しているのは、上記の「本社」が運営する別の工場だという点です(現在は本社は江東区へ移転)。
もともと酒種を使ったあんパンは長期保存に向かないため、スーパー・コンビニ向けのものはパン酵母などを使った別の製法で生産されているのです。
ちなみに、木村屋の正式な称号は上述の通り「株式会社木村屋總本店」ですが、ブランドのロゴマークは「銀座木村屋總本店」となっています。これは後述しますが、銀座の店舗が後に「株式会社銀座木村家総本店」として独立したためで、「銀座」を強調した形になったのです。
先に説明した木村屋と木村家の表記の違いもそうですが、木村屋の店舗・会社名・ブランド名の正式名称や通称はたくさんあり、歴史的な変遷を理解しないとややこしくてついていけないところがあります。
