「信長公記」で辿る。徳川家康ご一行、安土城で織田信長に歓迎されるの巻【どうする家康】 (2/5ページ)

Japaaan

「ようこそ徳川様、遠路はるばる江州までお越し下さいました」

出迎えてくれたのは惟住五郎左衛門(これずみ ごろうざゑもん)。歴史ファンなら丹羽長秀(演:福澤朗)と呼んだ方がピンと来るでしょうか。

「粗末なところで恐縮ですが……」

と、城内に仮設の宿舎を用意してくれていたので、家康たちはそこで一泊したのでした。

5月15日~17日、安土に到着。明智光秀のおもてなし

明智光秀(画像:Wikipedia)

五月十五日 家康公ばんばを被成御立安土ニ而御参着御宿大宝坊可然之由 上意ニ而御振舞之事 維任日向守尓被仰付京都堺尓て調珍物生便敷結構尓て十五日より十七日迄三日之御事也……

※『信長公記』巻之下 ○巻之十五(天正十年壬午) (二十五)家康公穴山梅雪御上洛之事

明けて5月15日。馬場城から安土城まではざっくり20キロ、琵琶湖をへだてて北東に向かいます(浜松から行ったのだとしたら、逆戻りする道程になりますが、何か理由があったのでしょうか)。

宿舎に到着した家康を出迎えたのは、惟任日向守(これとう ひゅうがのかみ)こと明智光秀(演:酒向芳)。京都や堺に出向いて珍しい料理やお土産などを取りそろえてくれました。

こうした5月17日までの三日間、家康は手厚くもてなされたのです。

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