「信長公記」で辿る。徳川家康ご一行、安土城で織田信長に歓迎されるの巻【どうする家康】 (3/5ページ)

Japaaan

5月19日~20日、信長と一緒に舞台見物

「職人尽歌合(七十一番職人歌合)」より、猿楽(左)

五月十九日 安土御山於惣見寺 幸若八郎九郎大夫ニ舞をまハせ次之日ハ四座之内ハ不珍丹波猿楽梅若大夫ニ能をさせ 家康公被召列候衆今度道中辛労を忘申様尓見物させ申さるへき旨 上意ニ而御桟敷之内 近衛殿 信長公 家康公 穴山梅雪……

※『信長公記』巻之下 ○巻之十五(天正十年壬午) (二十七)幸若大夫梅若大夫事

「よく来たな。一緒に舞台を見に行こうじゃないか」

先月の富士遊覧道中で別れて以来、寂しかった信長は大喜びで家康たちを迎えます。安土城内に建立した惣見寺で、八郎九郎大夫(はちろうくろうだゆう)の幸若舞を見物。

特等席の座順は、太政大臣の近衛前久(このゑ さきひさ)・信長・家康そして穴山梅雪(以下略)。家康と一緒で、さぞ嬉しかったことでしょう。

翌20日は梅若大夫(うめわかだゆう)に猿楽を舞わせ、昨日の幸若舞ともども実に見事なものでした。これには家康も道中の苦労を忘れ、心ゆくまで楽しんだようです。

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