「夏風邪」はなぜ長引くの? この疑問を現役医師がわかりやすく解説 (2/2ページ)
また、自律神経は胃や腸などの働きもコントロールしているため、乱れると胃腸の調子が悪くなり、腹痛や下痢などが現れやすい。
冷房は28℃ぐらいに設定すれば、体も冷えずに良いと思う。
「夏風邪」原因ウイルスは高温多湿を好む風邪を発症する一般的なウイルスは、乾燥していて涼しいところで増殖しやすい。
これは、冬をイメージすると分かりやすい。
そのため、特に冬の風邪に対しては、体を温めるのが良い。
しかし、夏風邪に関係するウイルスは、暖かくじめっとした場所を好む。
冬場と同じように対応してしまうと、夏のウイルスはより増えていってしまうため、夏風邪は長引きやすい。
つまり、夏場は、体を涼しくし乾いた環境ですごすのがおすすめだ。
夏は脱水になりやすい夏は気温が高いため、脱水になりやすい。
脱水になると血流が悪くなるため、ウイルスが体内に侵入してきた際に、戦うための細胞が届きにくくなる。
また、夏風邪は下痢をしやすいため、より脱水になりやすく注意が必要だ。
のどが乾いている状態では、すでに脱水状態である。
のどが乾く前に、定期的に水分を摂取するのがおすすめだ。
執筆者:あやたい
医療制度や医療職・医療現場が抱えるさまざまな問題について考える医師。
日々変わっていく医療現場から生の声や、日常に役立つ医療知識を発信したいという思いで執筆。