「夏風邪」はなぜ長引くの? この疑問を現役医師がわかりやすく解説 (1/2ページ)
暑さが続くこの時期には、風邪をひく人も多い。
今年はヘルパンギーナが流行しているが、単なる風邪でも症状が長引きやすいのが夏。
今回は、夏風邪の種類や、夏の風邪が治りにくい理由、早く治す方法について解説する。
原因ウイルスは3種類そもそも風邪とは、ウイルスに感染することで発症する病気だ。
また、季節によって、かかりやすいウイルスは違ってくる。
夏の場合には、アデノウイルス、エンテロウイルス、コクサッキーウイルスが代表的なウイルスだ。
どのウイルスに感染しても、のどの痛み、咳、痰などの症状は出やすい。
アデノウイルスによる風邪は、一般的にはプール熱と呼ばれ、特に高熱や目やに、目の充血などの症状が現れやすい。
エンテロウイルスによる風邪は、口の痛みや発疹が特徴的な症状だ。
コクサッキーウイルスによる症状は、口の中に小さな水ぶくれや潰瘍が左右に現れることが、他の風邪とは異なる点だ。
夏は体力が低下しやすい夏は、厳しい暑さが影響してそもそも体力が奪われやすい。
また、暑いからといって冷房をかけすぎると自律神経が乱れてしまい、うまく体温コントロールができなくなる。
屋外と屋内で気温の差が大きければ、体温が適切に調節できず、混乱してしまい体力が落ちてしまうのだ。