驚くべき発見。金属はナノレベルで傷を自己修復できることが判明 (2/4ページ)

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 今回の研究チームの1人、現テキサスA&M大学のマイケル・デムコヴィッチ教授がシミュレーションを行ったところ、一定の条件がそろっていれば金属でも疲労損傷による亀裂が治るだろうことがわかったのだ。

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・プラチナ片の傷が自己修復されていくのを偶然発見
 今回の研究では、この理論の正しさが証明されている。幸運なことに、この発見は偶然によるものだという。

 サンディア国立研究所(当時)のカリド・ハッター氏とクリス・バー氏は、自己修復金属を探していたわけではなく、ただプラチナに亀裂が入る様子を観察していた。

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サンディア国立研究所の研究者ライアン・ショール氏は、透過型電子顕微鏡技術を使用して金属のナノスケール疲労亀裂を観察している。/ image credit:Craig Fritz

 特殊な電子顕微鏡を覗き込みながら、ナノレベルの極小プラチナ片を1秒間に200回引っ張って、亀裂がどのように形成され、広がるのか評価するのだ。

 だが実験開始から40分後、予想もしないことが起きた。

 突然プラチナ片の傷が治り始めたのだ。まるで時間が巻き戻るかのように、亀裂がくっつき始め、跡形もなく消えてしまった。

 ハッター氏はこれについて「前代未聞の洞察」と語っている。

 この驚くべき瞬間を目撃した彼らは、自己修復金属理論を唱えたデムコヴィッチ教授に連絡。これをコンピュータ・モデルで再現してみたところ、彼が数年前に理論化したものと同じ現象であることが確認された。
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