三遊亭好楽76歳インタビュー「コロナ禍の笑点はどうだった?」「新メンバーへかけた激励は?」元気の秘訣を語る!

日刊大衆

画像はイメージです
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笑点』(日本テレビ系)では、ピンクの着物でおなじみの人気者、三遊亭好楽(76)が本誌に登場!

 番組の裏話や、年齢を感じさせない若さの秘訣、酒やギャンブルにまつわる秘話まで語ってくれた!!

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 あたしは、戦争が終わった翌年の生まれで、この8月で77歳になります。生まれ年は違いますが、(三遊亭)小遊三(76)とは学年が一緒ですね。

ーー好楽は、もともと八代目林家正蔵(のちの彦六)の弟子で、林家木久扇(86)の弟弟子にあたる。

 1979年に『笑点』の大喜利メンバー入り。83年、正蔵が亡くなったため、改めて五代目三遊亭円楽に弟子入りした。直後に『笑点』を降板するが、88年に復帰。それから35年間にわたって、出演を続けている。

 師匠(正蔵)に弟子入りしたのは66年の4月で、『笑点』の放送開始は5月。初めから出ていたわけではありませんけど、番組とともに歩いてきたような気持ちがありますね。

 つい、この間、番組の50周年を迎えたようだけど、もう7年たったんだから、早いですねえ。番組が60周年を迎えたら、あたしは芸歴60年で、80歳ですよ。

ーー『笑点』では、木久扇に続く古株だ。

 番組が長く続いているのは、出演者のチームワークがいいからですね。画面では、誰かが口を開くと、周りもアレコレ言っているように見えるかもしれません。

 でも実際は、しゃべっている人に言葉を絶対にかぶせないようにしているんです。そういったマナーは、みんな守っていますね。

ーーあうんの呼吸で大喜利を盛り上げるメンバーだが、番組のキャラと現実は異なるという。

 たとえば、木久扇兄さんは与太郎(ばかもの)どころか、電車に乗ると本ばかり読んでいる。文才もあって、めちゃくちゃ頭がいい。

 女にしか興味のないような小遊三は、ふしだらなことのないマジメ人間。みんな勉強熱心で、いい加減なのは……あたしだけ。ハハハッ。

■コロナ禍での『笑点』

ーーこの3年半のコロナ禍が、落語界に与えた影響は大きかった。

『笑点』では仕事がない“暇人”だけど、あたしだけじゃなくて、落語家みんなが暇になっちゃいましたからね(笑)。

 空いた時間で、弟子にお題を出して、川柳を作らせたりしましたね。金賞、銀賞……を設けて、面白い答えを出した弟子に賞金をあげたりね。

ーーコロナ禍では『笑点』にも変化があった。

 緊急事態宣言のときは、自宅にカメラを置いて「リモート大喜利」なんてやっていましたね。でも、デジタル機器が苦手な面々だから、誰かがつながらないとか、トラブルばっかり。

 やっと始まったのに、誰かの家で「ピンポ〜ン、宅配便です」って、本人が荷物を取りに行ったりしてね。それはそれで、面白かったですよ。

ーー2022年1月から桂宮治(46)が、今年2月からは春風亭一之輔(45)がメンバーに加わった。

 あたしは新メンバーになった経験が、(降板を経て)2回もありますからね。宮治の出演が決まったとき、電話したんですよ。「最初に緊張しておけば、あとは慣れる。トチっても、撮り直しができるんだから」ってね。ずいぶん、気が楽になったみたいですよ。

 一之輔には、「毒をなくしたらダメだ。いつものパターンでやれよ」って。ついでに、「落語がうまくて『笑点』出てる奴はいないけど、おまえは落語がうまいんだから」とも言いましたね(笑)。

ーー今では落語界の大御所だが、若い頃から酒が好きで、失敗も多かった。(正蔵)師匠から、23回も破門になっているんですよ。これは落語界の記録ですね。あの談志師匠ですら、17回ですから(笑)。

 まあ、B型のあたしは、のんきでね。その日は反省するんですが、翌日になるとケロッと忘れちゃうの。師匠もすぐに「破門だ!」って言うんだけど、本気で辞めさせようとは思ってないんだよね。

 インタビューの続きは現在発売中の『週刊大衆』8月7日号で。

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