マンモス、サイ、クマの骨がいっぱいのシベリアの洞窟は4万2000年前を生きた古代ハイエナの巣だった (3/4ページ)
つまり、これはハイエナが、獲物の死骸の一部を巣穴に引っ張り込んだことを示しています ロシア科学アカデミー、ウラル支部のドミトリー・ギムラノフ氏は言う。
また、ハイエナの子どもの完全な頭蓋骨やたくさんの下顎と乳歯も見つかっている。通常は、子どもの骨は壊れやすく、残っていないことが多いが、彼らはこの洞窟で育てられていたと考えられるという。
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シベリアの洞窟の中から見つかった骨は4万2000年前のもの / image credit:. S. Sobolev Institute of Geology and Mineralogy・シベリアの寒冷な気候が先史時代の動物たちの保管庫に
シベリアは、先史時代の動物の骨がたくさん見つかる場所だが、化石化するほど古くはなく、鉱物化プロセスの途中で岩石に置き換わることもない。
こうした動物の骨、ときには皮膚、肉、さらには血液ですら、死んだ年が遥か昔でも、変わらずに残っていることもよくある。
これはおもに、寒冷な気候と永久凍土のおかげで遺骸が保存されるからだ。
これらの骨は、さらなる分析のためにエカテリンブルグに送られた。この地域に生息していた遥か昔の動物がなにを食べていたのか、どんな気候だったのかなど、当時の動植物相について、詳しいことがわかるだろう。
また、動物の糞の化石、糞石(コプロライト)からも、重要な情報が得られとのことだ。