「ほかに客のいない食堂でカツ丼を注文。半分残して出ようとすると店のおばさんが『お兄ちゃん...』」(千葉県・70歳以上男性) (2/3ページ)

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甲府から韮崎まではヒッチハイクが出来なかったので歩き、昼頃に韮崎にある小さな食堂に入りました。

私以外誰もおらず、初老のおばさんがかつ丼を出してくれたのですが、まだ立ち直れていなかったので半分も食べられませんでした。

店を出ようとするとおばさんが...

店を出る時にお金を払おうとしたら、おばさんに言われました。

「お兄ちゃん、半分しか食べてないから、半額で良いよ」

「でも、僕が食べられなかったので......!」と言うと、「お兄ちゃん、これからも歩いていくんだろ?おばさんのおごりだよ、元気出して!」と言ってくれたのです。

半分しか食べられなかったのに...(画像はイメージ)

この時に受けた親切を思い起こし、1年大学を休学して働き、ソ連・北欧・ヨーロッパ・中東へ一人旅に出かけました。

出発の時、母親が「出掛けてから読んで!」と手紙を渡してくれて、そこには次のようなことが書いてありました。

「あなたを捨てる人もいるけど、あなたを愛している人がいることも忘れないで!」

今があるのは私をそっと見守ってくれたいろいろな人たちの想いがあったから。

それからというものの、大学卒業後は映像の仕事に就き、ヨーロッパや北・南米、アフリカなど43カ国を回りました。そして自分の会社を作り、後輩たちに仕事の場を残して74歳で引退しました。

誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!

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