トム・ブラウン「M-1グランプリに行くまで10年かかりました。年収6万円で…」麻美ゆまのあなたに会いたい!(前編) (2/3ページ)
キッカケは何だったんですか」
布川「みちおは、同じ高校で柔道部の後輩だったんです。当時から面白かったので、高校時代に僕から“お笑いを一緒にやらないか”と誘ったんですが、みちおに“プロスノーボーダーになりたい”という理由で断られて……。結局、その夢はかなわず、私自身はお笑いを始めたんですが……気づいたら、みちおが別の人とコンビを組んでいたんです」
ゆま「ええ!?」
布川「ところが、みちおは誰と組んでもうまくいかず、毎回、コンビが変わっていました。その理由が知りたくて、みちおと組んでいた相方に話を聞いたら、“あいつ、何を言っているか、よく分からない”と(笑)」
みちお「ぐへへ」
布川「まあ、自分は高校時代から、みちおを知っているから、もう一度、誘ってみようと思って、久しぶりに飲みに誘ったんです。“一緒にやらない?”と言ったら、こいつはビールジョッキを手に“今日は、いい酒になりますね~”と……ほんと、何言ってんだ、こいつと思いましたよ(笑)」
みちお「あのときはビールじゃなくて、日本酒ですよ」
布川「どっちでもいいよ!」
■極貧時代をしのいだ二人の節約メシとは
ゆま「アハハ。それは何歳のときだったんですか?」
布川「24~25歳だったかなぁ。それから『M-1グランプリ2018』の決勝に行くまで10年かかりました」
みちお「ほんと、長かったです。年収6万円とかでしたし……」
ゆま「年収? 月収じゃなくて? 月収6万円でもキツいと思うんですけど」
布川「年収です(笑)。