性加害報道、SMAP&キンプリ脱退…で大量退所!キムタクCM白紙は崩壊の予兆!? ジャニーズ帝国「三国時代」の今後

ジャニー喜多川氏(故人)による性加害問題に、アイドル帝国・ジャニーズ事務所が揺れ続けている。
「イギリスのBBCが被害者を取材した番組を放送して以降、騒動は世界を巻き込む事態にまで発展しています。なんと国連まで動いて、人権理事会の『ビジネスと人権』作業部会が7月24日に来日し、当事者への聞き取り調査などを実施するんです。この流れを受け、ジャニーズ側もついに、会見を開くことを発表しました」(スポーツ紙記者)
■これまでバレーボールのワールドカップ、スペシャルサポーターを担当
すでに世間では、“ジャニーズ外し”の動きが。
「9月から東京でバレーボールのワールドカップが行われます。独占中継するフジテレビでは、歴代ジャニーズタレントがスペシャルサポーターと大会イメージソングを担当してきましたが、今年はそれが一切、なしになったことを『週刊文春』が報じました」(前同)
1999年大会ではデビュー直後の嵐が抜擢。ジャニーズが推す若手グループの“お披露”も兼ねていた。
■Aぇ!groupが内定していたが
「参加国の中から、ジャニーズタレントが関わることに、強い抗議が出たためのようです。今大会は、ジャニーズの新グループ・『Aぇ!group』が内定しており、これを機にCDデビューする予定でしたが、7月初旬にフジが降板を決めたそうです」(芸能記者)
余波は、帝国が誇る“キング”の元にも及んでいる。
■教場の映画化もなしに
「資生堂は今秋、メンズ化粧品のCMに木村拓哉(50)を起用予定でしたが、海外展開を考慮し、白紙になったと言います。木村は今やSMAPで唯一、事務所に残ったジャニーズの象徴ですから、その影響は計り知れません」(前同)
さらに、キングの俳優業にも暗雲が立ち込めている。
「キムタク主演の4月期の月9ドラマ『風間公親 教場0』(フジテレビ系)は映画化も検討されていましたが、これもなしになったそうです。平均視聴率9.8%と2ケタに届かなかったこともありますが、ジャニーズのスポンサー離れも一因と見られています」(夕刊紙記者)
■藤島ジュリー景子は責任逃れ
止まらない負の連鎖。芸能レポーターの城下尊之は、その要因をこう話す。
「5月に藤島ジュリー景子・現社長(57)が謝罪動画を公開しましたが、“私たちは知りえませんでした”という責任逃れの最悪の対応。ゆえに、現在も被害者からの告発が相次ぐわけです」
落ち目のジャニーズ事務所を尻目に勢いづくのが、古巣を飛び出した面々だ。
■滝沢秀明氏はTOBEを設立、平野紫耀や神宮寺勇太も
「昨年10月末にグループ会社の社長を退任した滝沢秀明氏(41)は、3月に新会社・TOBEを設立。先輩・後輩問わず人望がある滝沢氏の元に、元V6の三宅健(44)や、人気グループ『King&Prince』から脱退したばかりの平野紫耀(26)、神宮寺勇太(25)が加入しました」(前出の芸能記者)
■稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾、中居正広も退所
所属タレント離脱の源流をたどれば、2016年のSMAP分裂騒動へと行き着く。
「メリー喜多川氏(故人)&ジュリー氏と反目の関係にあったSMAPメンバーのうち、稲垣吾郎(49)、草なぎ剛(49)、香取慎吾(46)は17年に退所し、苦楽を共にしたチーフマネージャーと新事務所を設立。その3年後、中居正広(50)も退所し、個人事務所を設立しています」(前同)
この騒動を端緒に、内部の不満と権勢の衰えが明確に。ここに性加害問題の再燃が加わり、離脱者が急増しているのだ。
■新たな合流者は確実
「今の勢力図はジャニーズ、元SMAP勢、そして滝沢氏率いるTOBEの三派。各派が割拠する“三国時代”ですが、勢いがあるのはやはりTOBEで、今後、新たな合流者が現れるのは確実です」(芸能記者)
今後の展開に、注目が集まる。