グランド ハイアット 東京チーフコンシェルジュの生活を聞いたら「365日おもてなしのプロ」だった (4/6ページ)
なので、私が就任した時も自分のホテルのコンシェルジュだけではなくて、他のホテルのコンシェルジュの皆さんも「チーフになったんだね」と認知してくださるようになったことが嬉しかったです。
コンシェルジュはすごく横の繋がりが強くて、他のホテルのコンシェルジュとも仲が良く、「一緒に日本、東京のおもてなしを良くしましょう」と思って助け合っているので、そういった人たちと「やっとここまで来て、一緒にやっていける土壌に立つことができた」と思えたことが何よりの喜びになりました。
Q.8 仕事でやりがいを感じるのはどんな時ですか?
やはり、戻って来てくださったお客様に「君、前回はありがとうね」などの言葉を言ってくださることが一番うれしいです。つい先日も、隣のスタッフが接客していたお客さまが私の前まで来てくださって、「君はここで長く働いているよね。前回来たときはこれをやってくれてね。その前はこれやってくれて……。20年ぐらい前から知ってるよ」「絶対に君だった」と言ってくださったんです。
もちろん覚えていただいたこともそうなのですが、何より”人の記憶に残ることをお手伝いできていた”という、過去の自分との答え合わせみたいなものができる時がうれしくて…。「あのときやったことは間違ってなかったんだな」「いい思い出にしていただけたんだな」ということが分かりますし、その経験を元に、また日本に、東京に、そしてうちのホテルに帰ってきてくれたというのが喜びになります。
Q.9 仕事で大切にしていることを教えてください。
私達コンシェルジュにとって大切なことのひとつは“誰に聞いたら一番正しい答えが出てくるか”ということを知っているかですので、私自身はチーフコンシェルジュとして、“誰と繋がって、誰と一緒にやることが、一番お客様に喜んでいただける答えが見つかるか”ということを重要視して、周りと積極的に助け合えるような関係性を築くようにしています。