大人なら分かる“夏の温泉の醍醐味”。「界 雲仙」で全部体験してきた (3/3ページ)

マイナビウーマン

作務衣に地下足袋、首にタオルを纏い、高低差のある遊歩道を杖を頼りに速足で歩く。散歩が趣味な私にはここまではどうってことなかった。

しかし少し上ると、地獄ならではのエクササイズが……。大股で一歩踏み出すと同時に、両手で持った杖を前に突き出し、「やーーっ!!!」の掛け声。一列に並び、まるで鬼退治をするかのように杖を突き出す光景は圧巻だ。朝から体も脳も目覚めて、恥ずかしくも気持ちのいい体験だった。

雲仙地獄を一周した後は、「旧八万地獄」の広場で、地面に寝転がりストレッチ。30歳、何も考えず地面に寝転がることなんて、もうしばらくしていなかった。目を瞑って地熱を感じながら体を伸ばせば、日頃の疲れやストレスがスーッと消えていく。ああ、これぞリトリート。

■お土産にもなる長崎発祥の「活版印刷体験」

十分に、いや十二分に満喫できた夏の温泉旅行。だが、私は欲張りなので、せっかく来たのだから、なにか記念が欲しい。そんな時に体験したいのが、ご当地楽の「活版印刷」。日本にはじめて活版印刷の技術が持ち込まれた地・長崎ならではの体験がかなうのだ。

好きな活字や版を選び、配置していく。そして、活版印刷機を使い、カードにプリント。すると自分だけのオリジナル活版カードが完成する。

かっこつけて、「地獄、ここにあり」なんてプリントしてみたが、ここは地獄じゃなく、天国だ。長崎ならではの体験をでき、さらには旅のお土産を自分の手でつくることができるなんて、やらない手はない。

■30歳だからこそ楽しめる大人の温泉旅行

温泉、ビール、料理、アクティビティ。あまりにも贅を尽くした時間に、「わたし大人になったのね」と思わずつぶやいてしまった帰り道。

大人になるって悪くない。25歳の私では理解できなかったことが、心から楽しいと思えるようになった。30歳の私の体には「夏の温泉」は十分すぎるくらいに染み渡ったのだ。

■施設概要

界 雲仙 長崎県雲仙市小浜町雲仙321 https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaiunzen/

(取材・文:鈴木麻葉/マイナビウーマン編集部)

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