原監督絶賛の戸郷、来季大不振? 過去に菅野・今永が大苦戦、熱投連発に潜む重大リスクは (1/2ページ)
3日に行われ、巨人が「2-1」で勝利したヤクルト戦。試合結果以上に話題となったのが、巨人のプロ5年目・23歳の戸郷翔征の球数だった。
この日先発の戸郷はヤクルト打線を1点に抑えていた中、7回表の投球中に球数が100球に到達。球界では100球到達をめどに投手交代が行われることも多いが、戸郷は8回表も続投し球数127球に。さらに、味方が1点を勝ち越し迎えた9回表のマウンドにも上がり、149球目で3アウトを奪い完投勝利を収めた。
試合後には原辰徳監督も「このところ見ない光景。世界の常識(投手分業制)がある中で、先発完投がファンの方も魅了されたと思う」と称賛したことが伝えられた戸郷の熱投。149球は今季のプロ野球では最多の球数となったが、消耗による悪影響を心配する見方も少なくないようだ。
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今季の戸郷は3日終了時点で「16登板・10勝(リーグ1位)2敗・防御率2.43」といった数字を残しているが、16登板中14登板で球数100球以上を投げている。これもあり、今季の総球数もリーグトップの1869球(1登板平均約117球)となっている。
戸郷は順当に行くと残りシーズンで8登板すると見込まれているが、球数のペースが変わらないと仮定するとレギュラーシーズン終了時の球数は約2800球に。また、チームがCS・日本シリーズに進出した場合は3000球に到達する可能性も出てくるが、球界ではこのラインに到達した選手が翌年故障に見舞われたケースが少なからず存在する。
2018年にシーズン・CSで3242球を投げた巨人・菅野智之は、翌2019年に腰痛により3度の登録抹消を経験。球威・制球にも深刻な悪影響が出たようで、シーズン防御率が前年より1点以上も悪化(2.14→3.89)した。
菅野が苦しんだ2019年にCS込みで3028球を投げたDeNA・今永昇太も、2020年はシーズン5勝と前年(13勝)の半数以下で終了。