管理栄養士・望月理恵子が指南!プロ直伝「夏バテ撃退!」ちょい足し食材も!猛暑の「そうめん」元気レシピ10

日刊大衆

写真はイメージです
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 滑らかな喉越しで涼をもたらす、そうめんは夏の定番。猛暑が続く今夏は、特に需要が高まっているのではないだろうか。

 ただ、毎日食べるとなると、さすがに飽きてしまう。そこで、「味つけや具を変えて、マンネリを打開しましょう。そうめんはシンプルな料理だからこそ、アレンジの余地があります。また、具を足すと、栄養バランスが整って、夏バテ予防や精力増強につながります」

 こう語るのは、食と健康に関する著書を持つ、管理栄養士の望月理恵子氏。

 今回は、4つの味わいごとに、猛暑でも元気になれる、そうめんのちょい足し食材と、特製レシピを紹介しよう。

■旬の夏野菜を

 まずは、めんつゆを使った“和風そうめん”から。王道の味には、旬の夏野菜を添えるのがポイントだ。

「夏野菜は、汗で失われる水分、カリウムなどの栄養をまとめて補給できるので、熱中症予防に効果的です。特に、みじん切りのトマトや、すりおろしたキュウリは、効率よく栄養を補給できるのでオススメです」(望月氏=以下同)

 また、夏の不調の原因の一つに、エアコンによる体の冷やしすぎが挙げられる。その予防には、ミョウガなどの薬味を活用しよう。

「細かく刻んで、そうめんと一緒に食べれば、血行がよくなり、体を芯から温めてくれます。血行を改善すれば、ED予防にもなるので、まさに一石二鳥です」

■ネバネバ系で健康に

 続いては、 オクラやトロロなどを乗せた、“ネバネバ系”。豪快にズルッとすする食べ心地だけでなく、健康面でも大きなメリットがあるという。

「ネバネバする食材は、血糖値の上昇を抑えてくれるので、血管障害を予防し、勃起機能の低下を防ぎます。また、味つけに刻んだキムチを加えるのもオススメ。発酵食品は腸内環境を整えるので、食欲が増し、夏の体力作りに役立ちます」

■イタリア風も!

 一風変わったものを楽しみたい人には、オリーブオイルやレモン果汁などで味つけした、“イタリア風”をがオススメ。

「レモンの香りで食欲が増すうえ、イタリア料理で定番のトマトをのせれば、前述の健康効果も期待できます。満腹感を得たければ、コンビニで売っているサラダチキンを足しましょう。疲労回復に効く『イミダゾールジペプチド』が豊富で、精がつきます」

■ピリ辛でスタミナを

 最後は、暑さを打破する刺激が欲しい人に、めんつゆに豆板醤やラー油を足した“ピリ辛風”を紹介しよう。

「主食のそうめんだけだと、糖質にかたよって、タンパク質が不足しがち。体の成分の主原料であるタンパク質が不足すると、体力が落ちてしまいます。それを防ぐために、さいの目に切った豆腐や、ゆで卵をのせましょう。さらに、疲労回復に効くビタミンB1が豊富な豚肉も加えれば、よりスタミナがつきます」

 今回、取り上げた食材を使った、望月氏特製の「豚キムチそうめん」のレシピも掲載したので、ぜひ参考にしてほしい。夏バテ&ED予防に効果があるうえ、味もバッチリだ。

 この夏は、そうめんでツルッと乗りきろう!

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