ローマの観光名所「トレビの泉」に入り、ペットボトルで噴水の水をくんだ観光客が警察に連行

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ローマの観光名所「トレビの泉」に入り、ペットボトルで噴水の水をくんだ観光客が警察に連行
ローマの観光名所「トレビの泉」に入り、ペットボトルで噴水の水をくんだ観光客が警察に連行

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 歴史的な建造物の落書きや破壊行為がたびたび伝えられるが、今回は、イタリアの首都、ローマにある観光名所水「トレビの泉」だ。

 女性観光客が「入水禁止」といういくつもの警告看板を無視し、噴水に近づき、その水をペットボトルにくみ入れたのだ。

 自らあがってきたところを、警察官が発見し、そのまま連行された。女性は、何が問題なのかまったく理解できていない様子だったという。

・女性観光客がトレビの泉に立ち入り噴水の水をくむ
 イタリアの首都、ローマ市街のトレビ広場にある「トレビの泉」は、ニコラ・サルヴィによって設計され、1762年にジュゼッペ・パニーニによって完成された、ローマ最大のバロック様式の噴水であり、元は古代ローマの水道の終端点である。

  今年7月、青いTシャツと白いパンツの観光客の女性が、記念碑の岩の上を歩き、持っていたペットボトルに噴水の水をくんだのだ。

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 周りの人々は、女性の行為に気付いて唖然としたようだ。

 毎年、推定1050万人が訪れほどの世界有数の観光名所だ。それだけに、この重要な歴史的建造物の周囲には、噴水への立ち入り禁止の警告看板がいくつも設置されてある。

 女性は、それに気付いていないのか、それとも警告を無視してのことなのか、多くの人が凝視する中、平然と岩を乗り越えて18世紀の噴水の中心に到達し、注ぎ口を使ってペットボトルを満たすと、再び泉を横切った。

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・動画がSNSでシェアされると大反響
 この光景を目の当たりにし、動画を撮影したレックス・ジョーンズさんは、その時のことを、このように話している。
いたるところに入水禁止という標識がありました。それなのに、女性は1人で入っていき、噴水の水をペットボトルにくみ、さらに噴水の真ん中から歩いて戻り、何事もなかったかのように振る舞っていたのです。

「うわ、なんてクレイジーなんだ」と思ったので、すぐにビデオを撮り始めました。


・観光客女性は警察官に連行される
 映像が途切れる直前、階段を下りて来た警察官が女性に向かって接触する様子が映されている。

 ジョーンズさんによると、身元が明かされていないこの女性は、自分の過ちや「なぜ自分が問題になっているのか」をまったく理解していないようだったという。

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 女性は、最終的に連行されたようだが、拘留されたのか罰金を科されたのかは不明だ。

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・イタリアで続く文化財の破壊的行為
 この1件だけでなく、イタリアでは観光客が、古代の文化遺産を汚したり軽視したりする行為が後を絶たない。

 7月には、17歳のスイス人少女がコロッセオの壁に自分のイニシャルを彫った様子が撮影された。  イタリア人ツアーガイドのデビッド・バタリノさんは、地元メディアにこのように話している。
コロッセオでの破壊行為を撮影できたのは初めてだが、6年間で何十件も見ました。

壁の一部を剥がす者もいます。過去に、破壊行為を叱った少年に、唾を吐きかけられたこともありました。
 この少女は、重要文化財を損壊した罪で、最長5年の懲役と最高15000ユーロ(約240万円)の罰金に処せられる可能性があったそうだが、どうなったかは不明だ。

 少女の行為は、イギリスの・ブリストルに住むブルガリア生まれのフィットネストレーナー、イワン・ディミトロフ(27歳)のコロッセオでの破壊行為の後に起こった。

 ディミトロフは、2000年前のユネスコ世界遺産に「イワン+ヘイリー23」を刻むために、手持ちの鍵を使用した。

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 その様子が撮影され大きな批判を呼ぶと、ディミトロフはその後ロベルト・グアルティエリ市長に謝罪をしたものの、「その古さは分からない」、つまり重要な歴史的価値は一見ではわからないと奇妙な主張した。

 後にディミトロフは次のようにSNSでシェアした。
非常に恥ずかしいのですが、残念なことが起こって、初めてこの記念碑の古さを知りました。

これらの文章を通じて、実際に全人類の遺産である資産に損害を与えたことについて、イタリア国民と全世界に心からの正直な謝罪の意を表したいと思います。
 破壊行為をビデオ撮影したカリフォルニア州の男性、ライアン・ラッツさん(38)は、「この男が重要文化財に何をしているのかを見たとき、信じられなかった」と話している。
歴史と文化に興味がある私にとって、このような愚か者がそれを汚していることが、ただ信じられませんでした。

これは犯罪であり、私はこのことを社会に伝えるために映像をシェアしました。

何が人をそのような行為に駆り立てるのか私には理解できません。彼らが逮捕され、罰せられることを心から願っています。


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Tourist Wanted for Carving Names Into Colosseum in Rome

 去年6月にも、アメリカ人観光客がローマの象徴的なスペイン階段に、高額な損害を与える事件が発生した。

 身元不明の20代後半の女性が、電動スクーターで階段を疾走。男性は、自分のスクーターを引きずって階段を下りていた。

 その無謀な破壊行為は、高額な損害を引き起こし、最終的に警察は女性と男性の同行者を逮捕したという。

 悲しいことに、無知な者による歴史的建造物への破壊行為は絶えることがない。

 現地の人々は、彼らのこうした行為は、イタリアの歴史への敬意への欠如であり冒涜だと怒りをあらわにしている。

References:Need a sip? Tourist sparks outrage by walking ACROSS famed Trevi Fountain in Rome to fill water bottle - in latest act of cultural vandalism in Italy/ written by Scarlet / edited by parumo



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